【ビジネス用語114選】サラリーマン・社会人に必須のカタカナ・略語一覧! 例文もあり

社会人になってから、先輩や上司が話している内容が分からなくて困った経験はありませんか? ビジネス用語を正しく覚えることで、円滑なコミュニケーションを取れるようになります。本記事では、よく使われるビジネス用語を解説しています。

【ビジネス用語】サラリーマンに必須のカタカナ・略語一覧
【ビジネス用語】サラリーマンに必須のカタカナ・略語一覧

社会人になってから、先輩や上司が話している内容が分からなくて困った経験はありませんか? ビジネス用語を正しく覚えることで、円滑なコミュニケーションを取れるようになります。

今回は、必須のカタカナ語・略語、最新のビジネス用語を一挙に解説します。

<目次>
ビジネス用語を覚える理由は?
ア行:基本のビジネス用語【例文あり】
カ行:基本のビジネス用語【例文あり】
サ行:基本のビジネス用語【例文あり】
タ行:基本のビジネス用語【例文あり】
ナ行:基本のビジネス用語【例文あり】
ハ行:基本のビジネス用語【例文あり】
マ行:基本のビジネス用語【例文あり】
ヤ行:基本のビジネス用語【例文あり】
ラ行:基本のビジネス用語【例文あり】
ワ行:基本のビジネス用語【例文あり】
A:基本のビジネス用語【例文あり】
B:基本のビジネス用語【例文あり】
K:基本のビジネス用語【例文あり】
N:基本のビジネス用語【例文あり】
O:基本のビジネス用語【例文あり】
P:基本のビジネス用語【例文あり】
R:基本のビジネス用語【例文あり】
【2023年版】最新ビジネス用語一覧
まとめ

ビジネス用語を覚える理由は?

・ビジネス用語が使えないと業務に支障が出る

ビジネス用語とは、ビジネスの場で円滑なコミュニケーションを図ることを目的とした言葉のことです。ビジネス用語を使えば、長い説明をせず相手に的確な業務内容を伝えることができます。一方で専門用語も多く難しいため、理解があいまいな場合、業務に行き違いやミスが起こる原因となってしまいます。

8カ国8000人以上の社会人を対象にした調査では、「40%の社会人が、職場のビジネス用語の意味を知らなかったために、仕事で誤解やミスをしたことがあると回答した。日本の社会人に限定すると22.9%だった」という結果が出ていたり、「日本の社会人の70%が、ビジネス用語の誤解が、追加の会議、メール、修正といった形で無駄な時間につながることに同意した」という調査結果も出ていたりします。(2023年5月Duolingo調べ)

つまり、先輩や上司、同じ業界の人々も使用しているため、覚えなければコミュニケーションが取りにくくなるということが言えます。一方で、しっかりと使えれば、効率的に業務を進めることができるため、評価にもつながりやすくなります。

・ビジネス用語は会社で教えてもらえない

しかし、新社会人が会社からビジネス用語を全て教えてもらえるということはほとんどありません。業務中に分からないビジネス用語が出てきても、分からないことが恥ずかしかったり、知らないことをその場で聞くことが失礼にあたったりすると考え、直接上司や先輩にたずねて解決するということもあまりしないでしょう。

意味があいまいだと思った場合は、自主的に調べて正しく覚える必要があります。ただ、ビジネス用語は数が多く、覚えたとしてもどんどんと知らない単語が出てきますので、分からないと思ったらすぐに調べる癖をつけることが大切です。

また、正しい意味が分かっていれば、ビジネス用語を多用しすぎず、言い換えて、誰に対しても分かりやすく伝えることができるでしょう。

ア行:基本のビジネス用語【例文あり】

・アグリー

英語の「agree」が語源で、「同意する」「賛成する」「了解する」を意味する言葉です。ビジネスの現場では、商談や会議などで相手との意見が一致した際によく使われます。「全員が一致した意見」や「合意された決定」を示したりする場合もある重要な言葉です。

【例文】「このプロジェクトは、この間のものとは違う戦略を取ろうと思うんだ」「アグリーだよ」

関連記事:アグリーの意味とは? ビジネスでの使い方、気を付けたい誤用について解説

・アサイン

「割り当てる」「委任する」「任命する」といった意味があり、仕事やタスク、プロジェクトなどで、人をある地位や職務につかせるための言葉で「役目につくよう命じる」という意味を表します。上の立場の人が、下の立場の人間に使うことが多い言葉です。

【例文】「この仕事は、吉田さんにアサインすることにした」

関連記事:アサインの意味とは? ビジネスでの使い方や例文、言い換え表現を解説

・アジェンダ

会議やミーティングなどでこれから話す内容や議題をまとめたもののことをアジェンダといいます。話すことや検討することの内容のまとめを事前に示して、それを参加者が確認できることで、会議の準備や運営に役立つだけでなく、効率性も高めることができます。


【例文】「今日のミーティングはお手元のアジェンダに沿って進めていきます」

関連記事:アジェンダの意味とは? ビジネスでの書き方や作成ポイント、レジュメとの違いを解説
 

・アテンド

顧客やお客さまのサポート業務や「案内する」「立ち合う」「接待する」「同行する」「介助する」など、多くの意味で使われます。例えば、出張や打ち合わせでの同行、接待や案内などの場面で用いられたり、主にクライアントや社外の人と接する際にもてなすときに使われたりします。

【例文】「あちらのお客さまのアテンドをお願いします」「今日の会議、部長もアテンド願えますか?」

関連記事:ビジネスで使う「アテンド」の意味とは? 業界別の使い方も解説

・アポ

英語の「(面会の)約束」を意味する「appointment(アポイントメント)」の略称として使われます。取引先や商談相手と面談などの約束を取り付けることで、特に営業やマーケティング業務などにおいて使われる言葉です。

【例文】「先方には、きちんとアポを取ってから行くように!」

関連記事:アポの意味とは? 電話やメールで取るときのコツや注意点、使い方・例文を解説

・アライアンス

「協力関係」や「連携関係」「同盟」などの意味を持つ言葉で、複数の企業が特定の目的や利益を達成するために協力することをいいます。複数の企業が自社の強みを提供し合い、掛け合わせることによって競争力を高めることができます。

【例文】「アライアンスを結んで、よりサービスの質を上げていこうと思う」

・インセンティブ

企業が従業員に対して、仕事へのやる気を出してもらったり、仕事にさらに意欲的に取り組んでもらったりするための動機付けとして、固定給とは別に仕事の成果に応じて支給する成果報酬(金銭など)や、表彰、また人事的な評価(金銭以外)などのことをいいます。

【例文】「来月から、固定給に加えて、成績に応じたインセンティブが支払われることになった」

関連記事:インセンティブの意味とは? 賞与との違いや、制度の導入方法やメリット・デメリットを解説

・インバウンド

観光業界において「インバウンド」は訪日旅行や訪日外国人を意味しますが、マーケティング業界やビジネス業界では、企業が顧客から問い合わせを受けること、顧客や見込み客が自分から企業に向かってアプローチすることをいいます。例えば、WebサイトやSNSなどを通じて企業の情報を探しに行ったり、問い合わせを行ったりすることを「インバウンドマーケティング」といいます。

【例文】「うちの会社はインバウンドマーケティングが苦手だ」

関連記事:インバウンドとアウトバウンドの意味とは? 業界別の違いや手法の具体例を解説

・エスカレーション

一個人の知識や経験・責任範囲では解決が難しい問題や事態が起きたときに、その対応策について、上司に指示を仰ぐことを「エスカレーション」といいます。

【例文】「上司にエスカレーションしましたか?」

関連記事:エスカレーションの意味とは? ビジネスにおける使い方や例文、フローのポイントを解説

・エビデンス

「証拠」「証明」「根拠」「証言」「裏付け」などを意味する言葉です。業界により使い方や意味が異なりますが、ビジネス分野では事実に基づいた根拠や証明を提供するために使われ、言動に対する履歴や記録、形跡、売り上げなどのデータ、また、ミーティングの議事録や取り交わされた覚書、契約書などもエビデンスとして扱われることがあります。

【例文】「このプランを採用するにあたってのエビデンスを提示してください」

関連記事:「エビデンス」の意味とは? 使い方や例文、言い換え表現を解説

・オンスケ

「オン スケジュール」の略で、予定やスケジュールに従って、プロジェクトや課題が予定通り進められていることをいいます。

【例文】「きちんとオンスケで進められています」

関連記事:オンスケの意味とは? 正しい使い方と例文、対義語や言い換え表現を解説

カ行:基本のビジネス用語【例文あり】

・カバレッジ

カバーしている割合や範囲、つまり網羅率のことです。さまざまな業界で使われ、それぞれ意味が異なります。法人ビジネスの場合は、想定されるターゲット企業に対して、どのくらいの企業が接触可能な状態になっているか、消費者ビジネスの場合は、競合する他社の販売数、売上などに対してどのくらい自社が達成できているかなどを指します。テレビやラジオの受信可能範囲や新聞の購読者数、携帯電話の通話エリアのカバー率なども指す言葉です。

【例文】「この地域のカバレッジはどのくらい?」

関連記事:カバレッジとは? ビジネス分野別・業界別の意味と使い方を解説

・キャパシティ

個人の能力の度合いや、イベント会場での収容人数、また、機械の生産能力など、生産性や要領などを指す言葉です。

【例文】「この仕事量は彼のキャパシティを超えている」「この会場のキャパシティは5000人です」

関連記事:キャパシティの意味とは? ビジネスにおける正しい使い方や例文、言い換え表現を解説

・キュレーション

インターネット上の情報を集めて、特定の視点で必要な情報を収集し、分かりやすくまとめることを「キュレーション」といいます。「キュレーションサイト」などと使われ、ホームページやSNSなどから情報を収集し、食、スポーツなどそれぞれ特定のテーマで編集しているサイトのことを指します。

【例文】「キュレーションサイトを参考にしてみよう」

・クライアント

ビジネスシーンでのクライアントは「顧客」や「取引先」「依頼人」のことをいいます。「顧客」の意味で使う場合は、短期ではなく、長期的な関係を持つ特定の相手を指します。

【例文】「その日はクライアントとの打ち合わせがある」

関連記事:クライアントの意味とは? ビジネスシーンでの使い方や関連用語を解説

・クロージング

契約や取引などの決着、終了のことを「クロージング」といいます。単なる終了を指すだけでなく、「終わりに至るまでの過程」も含み、ビジネスにおいては「閉店作業」や「プロジェクトを終了させる過程」を指す場合もあります。また営業においては「契約」や「契約に至るまでの過程」を指します。

【例文】「このプロジェクトはそろそろクロージングしよう」「あの会社とのクロージングはうまくいきそうですか?」

関連記事:クロージングの意味とは? 注意すべきビジネスマナーや成功のコツ、テクニックを解説

・コミット

ビジネスシーンでは一般的に「結果を約束する」「積極的にかかわる」といった意味合いで使われます。単なる「約束」ではなく、責任をもって約束する、責任をもって結果を出す、また、結果に責任を持つくらいしっかりと携わっていく、などの意味を持つ言葉です。

【例文】「我々は必ずや、あなたの目標としている結果にコミットしますのでお任せください」

関連記事:「コミット」の意味とは? ビジネスにおける使い方や注意点、フルコミットとの違いを解説

・コンシューマー

主に製品やサービスを最終的に利用する個人を指して、「一般消費者」「最終使用者」といった意味で用いられます。

【例文】「これからはコンシューマー事業にも力を入れていこうと思う」

・コンセンサス

英語の「consensus(コンセンサス)」には、「意見の一致」「一致した意見」「関係者の相対的合意」「統一見解」といった意味があり、日本のビジネスシーンでは主に、複数の人やチーム、会社間の意見や考え方が一致することを指します。

【例文】「コンセンサスを得るためにしっかり話し合おう」

関連記事:コンセンサスの意味とは?ビジネスにおける使い方や例文、英語表現を解説

・コンバージョン

WebサイトやSNSなどのWebマーケティング施策で、ユーザーが、自分たちの会社で設定した最終的な目標を達成することを「コンバージョン」といいます。また店舗などでも、訪問客のうち何人が、自分たちの目的としている購買などの行動をとってくれたかを示す数値のことも指します。

【例文】「ECサイトのコンバージョン率を上げていこう」

関連記事:コンバージョンの意味とは? 種類や具体例、改善のポイントをわかりやすく解説

・コンプライアンス

法令や規則、規範、企業内のポリシーのことを「コンプライアンス」といいます。社会規範などに背くことなく、企業活動などを行うことも指します。

【例文】「コンプライアンスを守ることが、ビジネスにとってとても大切なことだ」

関連記事:コンプライアンスの意味とは? 使い方や例文、違反事例をわかりやすく解説

サ行:基本のビジネス用語【例文あり】

・サスティナビリティ

「持続可能」を意味し、企業が自社の利益を追い求めるだけではなく、環境、社会、経済に与える影響を考えて、長期的に企業を運営し続ける可能性を維持していくことを指します。また、環境や経済などに配慮した活動を行うことで、社会全体を長期的に持続させていこうという考え方のことでもあります。

【例文】「サスティナビリティも追求していないと、企業としてはいずれ立ち行かなくなる」

・サマリー

データや資料の「まとめ」「要約」などの意味で使われる言葉です。会議で出た情報を簡潔にまとめたものや、報告書、レポート、調査資料やデータなどを、理解しやすく効率的にまとめたものもサマリーと呼びます。

【例文】「昨日の会議のサマリーを教えてくれませんか?」

関連記事:サマリーの意味とは? ビジネスでの書き方のポイント、レジュメやアジェンダとの違いを簡単に解説

・シュリンク

ビジネス用語としての「シュリンク」は「縮むこと」を意味する言葉で、事業の規模が縮小したり、購買意欲が下がって商品やサービスに対してのニーズが徐々に失われていったりすることをいいます。

【例文】「この分野は、業界の中でもシュリンクしつつある」

関連記事:ビジネス用語「シュリンク」の意味とは? シーンごとの使い方や例文、言い換え表現を解説

・ショート

「不足すること」「目標に到達していないこと」「長さや距離・時間などが短いこと」を指すビジネス用語です。資金や商品、資材などが不足している状態を指します。

【例文】「あの会社はもう資金ショートした状態だ」

関連記事:ビジネス用語「ショート」の意味は? 業界別の使い方や類義語も紹介

・シンギュラリティ

科学技術の進歩により、AI(人工知能)が完全に人間の能力を超える現象のことをいいます。AIが自分で改良を繰り返すことにより、人間を上回る知性が誕生するという仮説で「2045年問題」ともいわれています。

【例文】「シンギュラリティを恐れていては、人間の発展はない」

関連記事:シンギュラリティとは? 意味やいつ起こるのか、2045年問題についてもわかりやすく解説

・スキーム

英語の「scheme(スキーム)」は「計画」「案」「図式」「枠組み」「構想」を指す言葉です。ビジネスシーンでは「目標の達成に向けた具体的な方法や枠組み」のことをいい、漠然とした案や、構想段階にある計画ではなく、より踏み込んだ具体的な行動や手順までを想定し、実行できる段階まで練り固められたものを指します。

【例文】「新プロジェクトのスキームについて検討しましょう」

関連記事:スキームの意味とは? ビジネスシーンでの使い方と例文、スキーム図の作成手順も解説

・スクリーニング

ビジネスシーンでは、物事を選別すること、ふるいにかけることを意味します。複数の情報や対象者、対象物をふるいにかけることにより、条件に合うものだけを残すことで、効率的にビジネスを進めることができます。

【例文】「名簿をスクリーニングして情報を整理した方が良さそうだ」

関連記事:スクリーニングの意味とは? ビジネスや医療での使い方・例文、類語や関連語を解説

・スキル

英語の「skill」には「熟練の」や「技能、技術、技」などの意味がありますが、カタカナでビジネスシーンで使われる場合は、「訓練して身につけた特殊技能や高度な技術」を指すことが多いです。

【例文】「前の会社でデータ分析のスキルを磨いてきた」

・スケジュール

予定やミーティングなどの具体的な日程のことです。具体的な日程を押さえたり、確定させたりすることを「スケジュールを押さえる」などといいます。

【例文】「お客さまとの打ち合わせのスケジュールを押さえる」

・ステークホルダー

ビジネスにとって重要な役割を持つ、利害関係のある個人や団体のことを「ステークホルダー」といいます。株主、顧客、消費者、従業員やその家族、取引先など広範囲におよびます。

【例文】「ステークホルダーの理解を得ることが、今回のプロジェクトの鍵になる」

関連記事:ステークホルダーの意味とは? ビジネスでの使い方や役割、取り組み事例を簡単に解説

・セグメント

市場を分析するときなどに、特定の基準をもとに細分化または分割した、1つ1つの要素のことを「セグメント」といいます。

【例文】「マーケティングや戦略を練るときは、しっかりとセグメントを使うことが大切だ」

タ行:基本のビジネス用語【例文あり】

・タイト

ビジネスシーンでは、「時間や計画に余裕がないこと」や「予算やスケジュールが厳しい状態であること」「商品が品薄である状態」や「電力などの供給がままならない」ことなどをいいます。

【例文】「タイトなスケジュールで申し訳ありませんが、どうぞご対応よろしくお願いします」

関連記事:「タイト」の意味とは? ビジネスシーンで役立つ使い方や例文、言い換え表現、対義語を解説

・タスク

ある目標を達成するために必要な、一連の作業や仕事、業務のことを指し、広く仕事全般のことよりも、1つ1つの作業、仕事のことをいいます。

【例文】「業務を効率化していくためには、タスク管理が非常に大切だ」

関連記事:タスクの意味とは? ビジネスシーンでの正しい使い方と例文、類語を解説

・データマイニング

大量のデータを、統計学やパターン認識、AIなどを駆使した分析を行って、何らかの知見や、これまで知られていなかったような新たな知識を得ることを「データマイニング」といいます。

【例文】「データマイニングしたら、こんなことが分かりました」

関連記事:データマイニングの意味とは? 4つの手法やポイント、活用事例を解説

・デフォルト

英語の「default」の「怠慢」「不履行」「(義務を)怠る、何もしないこと」から、成すべきことが成されないことや約束が実行されないことなどを指します。金融業界では元本の償還が不能となりかねない状態のことをいい、IT業界では、初期設定のままのことをいいます。また、ビジネス上のノルマなど、あらかじめ指定されている数値を「デフォルト」と呼ぶこともあります。

【例文】「あの国はデフォルトに陥ってしまった」「こだわりがないので、パソコンの画面はデフォルトのままです」

関連記事:デフォルトの意味とは? 金融・IT業界などシーン別で使い方と例文を解説

・テレコ

「逆」「あべこべ」「食い違い」「互い違い」「入れ違い」「左右が逆」などを意味する言葉です。

【例文】「その荷物、テレコになっているから直しておいて」

関連記事:テレコの意味とは? ビジネスでの使い方や言い換え表現を解説

・トップダウン

組織や経営において、上の立場の者が経営方針や構造改革などを決定して下の立場の者に伝え、その指示通りに動いていく経営スタイルのことをいいます。

【例文】「私の会社は、トップダウンが多いから仕方ない」

・ドライブ

ビジネスシーンでは、「励ます」「奮い立たせる」などの意味で使われ、「前に進める」「追いかける」といった意味でも使われる言葉です。

【例文】「よりドライブをかけて、予定より早く終わらせるぞ」

ナ行:基本のビジネス用語【例文あり】

・ナレッジ

ビジネスシーンでは、体験から得たスキルや技術などを含めた、個人が持つ知識・経験・事例など、組織にとって有益な情報のことを「ナレッジ」といいます。

【例文】「このナレッジは次のプロジェクトでも活用できる」

関連記事:ナレッジ意味とは? ノウハウとの違いやビジネスシーンでの使い方を解説

・ニーズ

顧客や消費者が求めている要求や需要、理想的な姿や状態のことです。ただ欲しいものやあってほしい状況ではなく、生活したり仕事をしたりする上で感じるさまざまな不満や欠けているものを、理想的な状態のときと比較したときの差のことを表します。

【例文】「ニーズにこたえるために、我々は常に商品の改良を重ねている」

・ニッチ

需要の小さな市場や、特定の利用者グループに特化した製品やサービス、また、大手の企業が狙わないような、規模は小さいが需要のある事業領域のことをいいます。現状の市場では補えていない「隙間」のことも指します。

【例文】「我々はニッチな分野を攻めた事業を展開している」

関連記事:ニッチの意味とは? 言い換え表現や使い方をビジネスシーン別で解説

・ニュアンス

ビジネスシーンでは、「色彩などの微妙な差・違いを表す場合」や「直接言葉で表現された以外の話し手の意図」などを指します。

【例文】「よりお客さまの目につくように、商品に独自のニュアンスをプラスした」「あの時の部長の言葉からは、少し否定的なニュアンスが感じられたな」

・ノウハウ

技術や経験に基づいた知識や技術のことで、特に、他社にはない技術やベテランの持つ経験・知識、方法など、企業の競争力を高めることができるものをいいます。

【例文】「我々のノウハウを活用して、御社のお役に立つことができます」

関連記事:ノウハウの意味とは? ビジネスシーンにおける正しい使い方や例文、言い換え表現を解説

ハ行:基本のビジネス用語【例文あり】

・バジェット

予算や費用、経費、運営費のことを「バジェット」といいます。

【例文】「どう考えてもバジェット不足に原因があるよな」

関連記事:バジェットの意味とは? ビジネスにおける使い方や例文を分かりやすく解説

・バッファ

人員や時間、予算などに余裕があること、また、スケジュールや予算に持たせる余裕のことを「バッファ」といいます。

【例文】「あらかじめ、スケジュールにはバッファを持たせた方が良い」

関連記事:「バッファ」の意味とは? 業界別の使い方や言い換え、ビジネスでバッファを持たせるメリットを解説

・フィードバック

業務や行動、業績などに対する評価、意見、アドバイス、改善点などを口頭や文書で伝え、パフォーマンスの向上を目指したり、教育したりすることをいいます。

【例文】「フィードバックを受け取ることは、今後の自分の成長に役立つ」

・フィックス

ビジネスシーンでは、時間や予定、企画などを最終決定することを「フィックス」といいます。

【例文】「次の予定は8月1日でフィックスです」

関連記事:「フィックス」の意味とは? 業界別の意味やビジネスシーンでの使い方、言い換え表現も解説

・フェーズ

「段階」や「区切り」「局面」という意味があり、ビジネスシーンでは、企画やプロジェクトの進み具合を時系列に分けたり段階的に区切ったりするときに使われる言葉です。

【例文】「ではそろそろ次のフェーズに移っていきましょうか」

関連記事:「フェーズ」の意味とは? ビジネスや医療現場での使い方、言い換え表現を例文とともに解説

・プライオリティ

優先順位、優先されること、重要度を意味する言葉です。また、プライオリティが「ある」「ない」と使われる場合には、優先権や先取権があるかないかという意味で使われます。

【例文】「プライオリティを考慮して、プロジェクトを進めてくれ」「この事案に関しては我々にプライオリティがある」

関連記事:プライオリティの意味とは? ビジネスでの使い方や例文、類語について解説

・ブランディング

企業自体や製品、サービスの認知度、印象を高めて、顧客や消費者にとっての自社のブランドイメージを構築したり、上げたりすることを「ブランディング」といいます。

【例文】「ブランディングは企業価値向上のために欠かせない」

・ブルーオーシャン

市場にまだ出てきていない、競争相手のいない未開拓の市場のことを「ブルーオーシャン」といいます。

【例文】「ブルーオーシャン戦略を話し合う場をつくろう」

・ブレスト

英語の「brainstorming(ブレインストーミング)」の略で、数名の人が集まり、1つのテーマに対してさまざまなアイデアを出し合って、議論を通じて最終的な解決策などをみつけていくことを「ブレスト」といいます。出された意見は批判せず、質より量を重んじて、絞り込んだりもせず、1人では出せなかったような考えを生み出すミーティングのことを指します。

【例文】「今日のミーティングはブレストでやっていきましょう」

関連記事:ブレストの意味とは? 目的やメリット、進め方・ルールを分かりやすく解説

・プレゼン

英語の「presentation(プレゼンテーション)」の略で、顧客や上司、同僚などに対し、商品やビジネスの計画、アイデアなどを説明することです。

【例文】「明日は新しい商品に関するプレゼンをしないといけない」

・ベネフィット

商品やサービス、活動などが、顧客や消費者にもたらす利益、メリットのことを「ベネフィット」といいます。

【例文】「この新しい商品を使うことで、いろんなベネフィットを得たよ」

関連記事:ベネフィットの意味とは? ビジネスでの使い方や例文、メリットとの違いを解説

・ペルソナ

企業などが提供する商品やサービスの核となるユーザー像のことです。氏名や年齢、性別、職業、出身地、家族構成、年収、趣味など、より深く詳しく、まるでその人物が実在しているかのように設定して、そのライフスタイルや好みに合わせた商品、サービスをつくっていきます。

【例文】「ペルソナを設定する際は、より詳細なデータ収集が必要になる」

・ペンディング

物事が保留、先送りされた状態で、まだ解決していなかったり、処理が完了していなかったりする状態、また、承認を待っている状態のことを「ペンディング」といいます。

【例文】「まだ承認がおりていなくてペンディング中だよ」

関連記事:ペンディングの意味とは? ビジネスでの使い方や例文、注意点を解説

マ行:基本のビジネス用語【例文あり】

・マーケティング

企業が顧客に対して、商品・サービスのイメージを伝える広い意味での活動のことや、商品やサービスを自社から消費者に届けるまでのプロセスに関するビジネス全般のことを指します。

【例文】「企業にとってマーケティングは非常に大切だ」

・マージン

ビジネスや経済においては、利益や売り上げから費用を引いたときに残る差額のことや、手数料のことを指します。

【例文】「マージンは取られたくないから、自分たちでできることはやろう」

関連記事:マージンの意味とは? 業界別の使い方と例文、関連語や類語を解説

・マイルストーン

プロジェクトをスムーズに進めるために設けるもので、プロジェクトの進み具合が確認できる中間目標地点や節目になるポイントのことです。長期的な目標の達成に向けて重要になります。

【例文】「このプロジェクトには3つのマイルストーンが設定されています」

関連記事:マイルストーンの意味とは? ビジネスでの設定方法や使い方、例文、スケジュールとの違いを解説

・マインドセット

人が物事を判断したり行動したりするときにかかわる、その人の生まれながらにして持つ性格や受けてきた教育、経験などから培われた、基本的な考え方や思考パターンのことを「マインドセット」といいます。

【例文】「マインドセットを変えるための研修を受けようと考えています」

関連記事:マインドセットの意味とは? 意味や種類、ビジネスにおける重要性をわかりやすく解説

・マスト

「絶対に必要なこと」「外せない要件」などの意味で使われます。必ずやってほしい事柄に対して使われ、若干の義務や強制感をもって使われることが多い言葉です。

【例文】「この企画、通すことはマストだから」

関連記事:「マスト」の意味とは? ビジネスや日常における使い方、ウォント・ベターとの違いを解説

・マター

「担当」や「責任」「案件」また「重要なこと」や「主要なこと」を意味する言葉です。

【例文】「この案件は営業部マターです」「これは○○事務所マターなので大切に扱ってください」

関連記事:マターの意味とは? ビジネスにおける使い方や例文、言い換え表現を解説

・マネタイズ

一般的には、事業で収益を得る仕組みをつくることをいいます。つまり、アイデアやサービスなどの価値を、金銭的な価値に転換することが「マネタイズ」です。

【例文】「この事業はそろそろマネタイズを考えなければいけない」

関連記事:マネタイズの意味とは? ビジネスでの使い方や手法、具体例をわかりやすく解説

・ミーティング

複数人が集まって話し合いをし、現場における具体策や進み具合、業務を進めるにあたっての問題解決などを検討・決定する場のことです。会議は何かを決めるために行われるものですが、ミーティングは話し合いをメインに行う場になります。

【例文】「今日のミーティングは15時からです」

・メソッド

ある仕事や作業を実行するために必要な手順、方法、手法のことを「メソッド」といいます。ビジネスシーンにおいては、「仕事を効率アップさせる方法」や「生産性をアップさせる方法」など、目的を達成するための方法を指して使うことが多いでしょう。経験に基づいてある人が構築した、指導法や技法、方式などもメソッドといいます。

【例文】「独自のメソッドを構築して、業務の効率化をはかる」

関連記事:メソッドの意味とは? ビジネス、プログラミングなどシーン別の使い方や例文を解説

・メンター

企業における新人の教育係、若手社員をサポートする人のことを「メンター」といいます。

【例文】「来年度から、メンター制度を取り入れることにします」

関連記事:メンターの意味とは? 役割や適した人材の特徴、メンタリングのポイントを解説

・モジュール

英語で「module(モジュール)」とは「測定基準」のことで、ビジネスシーンでは「基準となる単位」や「構成要素・部品」という意味があります。業界によって、寸法などの「単位」「基準」や、全体を構成する「要素」や「部品」の意味で使われますが、シーンによって意味が少し異なる言葉です。

【例文】「モジュールが足りず大慌てだった」

関連記事:モジュールの意味とは? ビジネスにおける使い方や例文を業界別に解説

ヤ行:基本のビジネス用語【例文あり】

・ユーザー

あるサービスや製品を利用する人のことを「ユーザー」といいます。

【例文】「顧客やユーザーの気持ちに寄り添って製品を生み出すことが大切だ」

・ユーザーエクスペリエンス

ある企業のサービスや商品を通して得るユーザーの体験や感情のことをいいます。

【例文】「ユーザーエクスペリエンスの高いものを提供しよう」

・ユーザビリティ

ユーザーがその商品やサービスが使いやすいかどうか、またその使いやすさの指標のことを指す言葉です。

【例文】「ユーザビリティの向上を意識した商品を提供する」

関連記事:ユーザビリティの意味とは? アクセシビリティとの違いやポイント、構成要素や企業事例も解説

・ユーティリティ

「有用なもの」「有益なもの」「役に立つもの」を意味する言葉です。ビジネスシーンで使われる際には、幅広い能力があり何でもできる人や物、また、仕事をするうえで「役に立つもの」「実用的なもの」を指します。

【例文】「新社屋の利用開始に向けて、新しいユーティリティをそろえる」

ラ行:基本のビジネス用語【例文あり】

・リーチ

広告やコンテンツが配信されたときの、その配信先のユーザー数を指します。広告やコンテンツに接触した人数、見た人の数、また全体における割合を表します。

【例文】「この広告のリーチは大きかったね」

・リード

会社の製品やサービスなどに何らかの形で関心を示していて、将来的に顧客になる可能性を秘めている人の中から、何らかの形で営業をかけたり、名刺交換をしたりして接点を持ち、自社の商品・サービスを将来購入してくれる可能性のある見込み顧客のことを指します。

【例文】「リードを獲得できるよう、より営業をしっかりかけてきてくれ」

・リードタイム

製品やサービスが、顧客のもとに届くまでの時間のことを「リードタイム」といいます。「製造工程」や「輸送工程」「顧客の注文」「支払い」などの時間も含まれます。

【例文】「リードタイムを短くした方が、顧客満足度は高くなるよ」

関連記事:リードタイムの意味とは? 短縮方法や種類、「納期」との違いを解説

・リスクヘッジ

ビジネスにおいて想定される、危険や損害などを回避するための予防策を講じることを「リスクヘッジ」といいます。

【例文】「トラブルを避けるため、十分なリスクヘッジをしておこう」

関連記事:リスクヘッジの意味とは? ビジネスにおける使い方や例文、類語を分かりやすく解説

・リスケ

英語の「reschedule(リスケジュール)」を略した言葉で、スケジュールを組みなおすことをいいます。会議やミーティング、面談の変更、納期の変更などもリスケといいます。

【例文】「どうしても別件が入りまして、ミーティングのリスケをお願いできますか?」

関連記事:「リスケ」の意味とは? 正しい使い方やマナー、ドタキャンとの違いやビジネスメールの例文も解説

・リソース

企業や組織が持っている人材、能力や時間、資金や資料、資材や供給源など、資源全般のことをいいます。目的の達成に必要な要素や役に立つ要素のことを指します。

【例文】「リソースは有効活用しないとね」

関連記事:リソースの意味とは? ビジネスでの使い方や種類、リソース管理のメリットを解説

・リテラシー

文字や文章を読む能力、内容を理解して文章を書く能力のことです。また、膨大な情報から必要な情報を引き出し、活用するという意味も含みます。ビジネスシーンにおいては、知識や経験に基づいた能力、特定の分野に関連して持っている専門的な知識やスキルのこともいいます。

【例文】「リテラシーの高い人を弊社の社員にしたい」

関連記事:リテラシーの意味とは? 種類・使い方、ITリテラシーが低いことのリスクや高め方を解説

・リマインド

「remind(リマインド)には、相手に記憶を呼び起こさせる、気づかせるという意味があり、ビジネスシーンでは「念を押して確認する」「大事な要件を再確認する」といったニュアンスで使われます。

【例文】「会議の出席者にリマインドをお願いできますか?」

・レッドオーシャン

その市場や業界で既に競合がひしめき合い、激しい競争を繰り広げている状態のことを「レッドオーシャン」といいます。

【例文】「レッドオーシャンに参入するのは、少し危険かもしれないな」

関連記事:レッドオーシャンの意味とは? ブルーオーシャンとの違いや使用例、メリット・デメリットを解説

・ローンチ

新しい商品やサービスなどの販売や提供を開始すること、世に送り出すことを「ローンチ」といいます。

【例文】「本日、新商品をローンチしました」

・ロングテール

販売数の少ない商品群の売上の合計が、売上全体の大きな割合を占めることをいいます。売れ筋の商品に頼るのではなく、販売総数の少ない製品を数多く取り扱うことで、顧客の総数を増やして販売利益を増やす方法のことです。

【例文】「ロングテール戦略を取り入れた新しいプランを組もうと思う」

ワ行:基本のビジネス用語【例文あり】

・ワークフロー

英語の「Work(仕事)」と「Flow(流れ)」を組み合わせた言葉で、仕事(業務)の流れ、もしくは流れを図式化したもののことをいいます。

【例文】「ワーフクローの可視化が、業務効率化の鍵だ」

関連記事:ワークフローの意味とは? システム導入のメリット・デメリット、成功事例を解説

・ワークライフバランス

仕事とプライベートの生活のバランスをとり、両立を実現させる言葉です。働く全ての人たちが、「仕事」と、育児や介護、趣味や勉強、休養など「仕事以外の生活」との調和をとって、その両方を充実させる働き方・生き方のことを指します。

【例文】「ワークライフバランスが重要視されていくのは避けられないことだ」

関連記事:ワークライフバランスの意味とは? 重要性や推進のメリット、企業の取り組み事例を解説

A:基本のビジネス用語【例文あり】

・AIDMA(アイドマ)

1920年代にアメリカで提唱された消費行動の仮説を「AIDMA」といいます。「Attention(注意)」→「 Interest(関心)」→ 「Desire(欲求)」→ 「Memory(記憶)」→「 Action(行動)」の頭文字を取ったもので、標準的な心理的購買プロセスと説明されています。

【例文】「マーケティングにAIDMAを活用しよう」

関連記事:「AIDMA(アイドマ)」の意味は? AISAS(アイサス)との違いやメリット・デメリット、企業事例も解説

・ASAP(アサップ)

英語の「as soon as possible(アズ スーン アズ ポッシブル)」の頭文字を取った略語で、「できるだけ早く」「可及的速やかに」という意味です。

【例文】「このデータ、ASAPで修正してくれる?」

関連記事:「ASAP」の意味とは? ビジネスでの使い方・例文を解説

B:基本のビジネス用語【例文あり】

・B to B/B to C(ビートゥービー/ビートゥーシー)
Bは英語の「Business」で「企業(法人)」、Cは「Consumer」で「消費者」の意味です。つまり「B to B」は「Business to Business」の略称で、企業が企業に対して商品やサービスを提供する、例えば素材部品の製造や販売をするなど、企業同士のビジネスであることを意味します。「B to C」は「Business to Consumer」の略称で、消費者向けの商品やサービスを扱う業界で、消費者からお金を得るビジネスであることを指します。

【例文】「B to Bの企業にするか、B to Cの企業にするか、転職の際に迷った」

K:基本のビジネス用語【例文あり】

・KGI(ケー・ジー・アイ)

「Key Goal Indicator(キー ゴール インジケーター)」の略で、「重要目標達成指標(経営目標達指数)」と訳されます。経営やビジネスの最終目標の達成度合いを測るための指標のことで、売上高や利益率、成約件数などでKGIが定められることが多くなっています。

【例文】「Aさんの成績がいいのは、常にKGIを設定しているからだね」

関連記事:KGIの意味とは? KPI・KSF・OKRとの違い、設定のポイントを解説

・KPI(ケー・ピー・アイ)

「Key Performance Indicator(キー パフォーマンス インジケーター)」の略で、「重要業績評価指標」と訳されます。現在行われている施策が、KGI(重要目標達成指数)の達成に向けて適切に行われているかどうかを、定量的に把握するために使用されます。設定することで、最終目標に対するその時点での進捗(しんちょく)状況が分かりやすくなり、達成に向けて必要なプロセスを考えやすくなります。

【例文】「全員がKPIを意識して、必ず目標を達成しよう」

関連記事:KPI(重要業績評価指標)の意味とは? 目標設定の例や手順、KGIとの違いを解説

N:基本のビジネス用語【例文あり】

・NDA(エヌ・ディー・エー)

「Non-Disclosure Agreement(ノン-ディスクロージャー アグリーメント)の略で、「秘密保持契約」と訳されます。取引をする上で開示する自社の秘密情報を、契約締結時に決定した用途以外で使うことや、他人に開示することを禁止したい場合に締結する契約です。

【例文】「NDAも結んでおきましょう」

・NR(エヌ・アール)

「No Return(ノー リターン)」の略で「直帰」を意味します。出先から会社には戻らず、そのまま帰宅するということです。会社に戻らず出先で仕事をしてそのまま帰ったり、移動時間を活用して仕事をしたりした方が効率的なこともあり、そのようなときに「NR」が使われます。

【例文】「部長は今日、NRだね」

関連記事:ビジネス用語「NR」の意味とは? 例文や対義語も解説

O:基本のビジネス用語【例文あり】

・OJT(オー・ジェー・ティ)
「On the Job Training(オン ザ ジョブ トレーニング)」の略で、先輩社員が後輩に対し、業務に必要な知識やスキルを現場で実践しながら身につけさせるという人材教育方法のことをいいます。

【例文】「OJTの方が分かりやすくていいね」

関連記事:OJTの意味とは? 目的やメリット・デメリット、OFFJTとの違いを解説

P:基本のビジネス用語【例文あり】

・PDCA(ピー・ディー・シー・エー)
 「Plan(計画)」→「Do(実行)」→「Check(評価)」→「Action(改善)」の4つのプロセスを繰り返し、業務効率を改善したり、目標達成を実現したりするための手法のことです。

【例文】「PDCAは1つでも飛ばしたらだめだよ」

関連記事:PDCAサイクルの意味とは? 時代遅れと言われる理由、回すポイントやメリット・デメリットを解説

R:基本のビジネス用語【例文あり】

・ROI(アール・オー・アイ)
「Return On Investment(リターン オン インベストメント)」の略で、投じた費用に対して、どれだけの利益を上げられたかを示す指標のことをいいます。「投資収益率」や「投資利益率」とも呼ばれ、その投資でどれだけ利益を上げられたかを知ることのできる指標のことを指します。

【例文】「ROIが低いなら、ちょっと考え直さないといけないな」

【2023年版】最新ビジネス用語一覧

・ESG(イー・エス・ジー)

「Environment(環境)」「Social(社会)」「Governance(ガバナンス:企業統治)」の頭文字を組み合わせた言葉です。企業が環境・社会・企業統治に配慮する考え方で、社会に負う責任でもあり、投資を行う際、企業の長期的成長の可能性を判断するために、このESGの3つの視点を重要視することもあります。

【例文】「ESGに配慮していない会社は、今後の長期の成長は見込めない」

・デジタルトランスフォーメーション

略して「DX」と書かれることもあります。現在および近未来のネットインフラを活用することで、人々の生活をあらゆる面で効率化させることなどにより、よりよい方向に変化させることをいいます。またそれにより、企業における製品やサービスなどに変革が起こることを「デジタルトランスフォーメーション」といいます。

【例文】「早く我が社もデジタルトランスフォーメーションに取り組まなければいけない」

・ニューノーマル

「New(新しい)」と「Normal(常態)」を組み合わせた言葉で、「新しい常識・常態」「新しい日常」という意味です。 社会に大きな変化が起きると、それまでの常識が通用しなくなり、人々はそれに合わせて行動を変えていく必要が出てきます。そうなると以前のようには戻れず、新たな常識や生活様式が定着していく、そのことを「ニューノーマル」といいます。ビジネスにおいても、新しい常識に合わせた戦略や事業展開を行わなければならなくなります。

【例文】「ニューノーマルの世界では、これまでの常識は通用しなくなるよね」

・インクルーシブ

「包括的」を意味する言葉で、さまざまな背景を持つあらゆる人が排除されないことを指します。教育の世界や、社会課題解決でも重要視され、ビジネスシーンでは、これまで見落とされてきた少数派の意見や視点を取り入れて商品開発や新たなサービスを生み出すことなどがされてきています。

【例文】「これからはインクルーシブな考え方でビジネスを発展させる必要がある」

・レジリエンス

「回復力」「弾性(しなやかさ)」を意味する言葉です。困難や脅威、心が折れそうな状況に直面しているとき、それらに対しての「うまく適応できる能力」「うまく適応していく過程」「リスクを跳ね返す力」、そして「適応した結果」を指します。

【例文】「彼女ほどレジリエンスの高い人に会ったことがない」

まとめ

円滑なコミュニケーションをはかるためには、ビジネス用語を正しく覚え、正しく使うことが大切です。ただ、多用してしまうと相手に伝わらなかったり、逆に、分かりにくくなってしまったりすることもあるため、相手のことを考えて分かりやすい言葉に変えるなど、場面、状況に応じて適切に使えるようにしましょう。

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