ヒナタカの雑食系映画論 第22回

アニメ映画『アイの歌声を聴かせて』が見放題配信開始! ChatGPT時代の今こそ最優先で見るべき10の理由

オリジナル企画のアニメ映画史上、もっとも愛されたと言っても過言ではない歴史的大傑作『アイの歌声を聴かせて』。見放題配信が始まった今、最優先で見るべきたったの「10」の理由を紹介します。(C)吉浦康裕・BNArts/アイ歌製作委員会

10:「幸せとは何か」に、1つの回答を示している

『アイの歌声を聴かせて』のすごさは、人間が生きる上での究極の問いともいえる「幸せとは何か」にも、1つの答えを出していることにもあります。 
(C)吉浦康裕・BNArts/アイ歌製作委員会

その具体的な理由はここでは書きません。見れば、本来は十人十色であるはずの幸せの定義とは何か、どうすれば幸せになれるのか、この世のありとあらゆる創作物で、ここまで「幸せ」について見事に示した作品が他にあっただろうかと思うほどの、かつてない回答。その驚きと感動こそを、見届けてほしいのです。きっと、いや間違いなく、最後に幸せの答えをの1つを知り、そして「幸せになれる」映画なのです。
 

鑑賞時は、できるだけ劇場に近い環境で!

最後にもう1つ。本作はぜひ、2度目以降の鑑賞の時でも良いので、できる限り劇場で見る時に近い、より良い環境でご覧になってほしいです。暗がりが映える画を集中して見られる、音楽をより良く堪能できる環境で、エンドロールで流れる楽曲を最後まで聴き入ってこその感動も、きっとあるでしょうから。
 

もうこれ以上お伝えするべきことはありません。今すぐ、もしくは今すぐにでなくとも優先で『アイの歌声を聴かせて』を見てください!


>最初から読む


【おすすめ記事】
コナンとマリオの映画、なぜ“異次元”の興行収入に? カギは「あまり映画館に行かない」ライト層か
『スラムダンク』で“スポ根好き”になった人へ。隠れた「名作スポ根アニメ映画7選」を知ってほしい
「映画料金2000円の時代」が到来も、100円の値上げは妥当? 懸念される作品の「二極化」と「格差」
2023年映画は「関係性萌え」がテーマ? コナン×灰原哀に悶絶中の人にも観てほしい“キャラ萌え”作品
『すずめの戸締まり』の“まるで時刻表”な上映回数に賛否。大作の優遇は「仕方がない」ことなのか
Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

連載バックナンバー

Pick up

注目の連載

  • 海外から眺めてみたら! 不思議大国ジャパン

    外国人観光客向け「二重価格」は海外にも存在するが……在欧日本人が経験した「三重価格」の塩対応

  • ヒナタカの雑食系映画論

    『トラペジウム』がキラキラしているだけじゃない、新感覚のアイドル映画になった7つの理由

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    東海道新幹線の「個室」が100系以来、四半世紀ぶりに復活! 「どこに設けられる?」JR東海に聞いた

  • AIに負けない子の育て方

    多様化する中学受験…実施校が爆増した「新タイプ入試」「英語入試」に受かるのはどんな子か