
158カ国と地域、そして7つの国際機関が万博に参加しており、多くの国がパビリオンを展開している。最新の技術などだけでなく、世界最大級の火星の隕石(日本館)やレオナルド・ダ・ヴィンチの直筆のデッサン(イタリア館)、約2000年前のハスモン朝初期にさかのぼる建築石(イスラエル館)など世界的にも珍しい遺物も大阪に集まっている。
海外の反応は芳しくない?
実は今、日本人のパスポート保有率は17.5%で(2024年調査)、近年、大多数の日本人は国外に出ていない。万博は日本にいながら世界を体感できるイベントで、なおかつ、外国へ旅行に行ってもなかなか見られない珍しい展示品もある。また会場ではいろんな国の人と対話ができる。そういう意味では、万博の意義はあると筆者は感じている。ただ海外の反応はあまり芳しくないようで、海外メディアをチェックしていても大きく取り上げられていない。ただ実際に万博を訪問した外国人らの報告は、SNSなどあちこちで見受けられる。
そこで今回、それらの声を拾ってみたい。筆者が見ている限り、外国人からもパビリオンの展示などに満足度は高いようだが、ここではネガティブな見方に焦点を置いてみたい。
大阪・関西万博で、外国人が不満に思っていること
まとめると、いくつかのポイントが指摘されている。

また会場内の地図が有料だった点に文句を言っている投稿も。確かに、遊園地で館内マップが有料だったら「ん?」となるのは分からなくもない。しかも購入するには長蛇の列に並ばなくてはならないのだ。