白米と無洗米の違いは? 無洗米はなぜ研がなくていいの?
まったく研がなくてもごはんが炊ける「無洗米」。白米と違って無洗米がそのまま炊けるのは、粘着質な「肌糠」を特殊な方式で取り去っているからなんです。
粘着性のある肌糠の性質を利用した「BG製法」が一般的ですが、他にも少量の水で糠を取る、タピオカでんぷんを使って取り除くなど、さまざまな方法で無洗米は作られています。
白米を研がずに炊いたらどうなる?
では無洗米ではなく、白米を洗わずに炊くとどうなるでしょうか。実際にやってみました。30分ほど浸水させてから、いつも通りに炊飯します。
見た目は研ぎ洗いをしたときと同様です。しかし炊いている間、いつもより糠の匂いを強く感じました。
炊けた後のごはんを嗅いでみると、まだ多少の糠臭さが残っています。食べてみるといつものごはんより少しボソボソとしたような食感。噛むたびに甘く香るような、いつもの白米のおいしさが半減している気がしました。
手早い「研ぎ洗い」がポイント。おいしくお米を炊こう!
今回はお米を「研ぐ」ことについて紹介しました。精米技術が発達した今、お米は昔のように力を入れて研ぐのではなく、手早く優しく研ぎ洗いをするだけで良くなりました。肌糠を効率的に取り去る洗い方を意識して、おいしいごはんを楽しんでくださいね。
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