K-POP史に残る最強のデビュー曲から全ては始まった。デビュー16年目、今なお愛される「SHINee」の魅力

2024年3月に開催された6年ぶりの東京ドーム公演が大盛況で、今なおファンを増やし続けるK-POPグループ「SHINee」。デビュー16年目、彼らの「色あせない魅力」についてゆるっとトークします。※サムネイル写真:AP/アフロ

M世代の韓国エンタメウォッチャー・K-POPゆりこと、K-POPファンのZ世代編集者が韓国のアイドル事情や気になったニュースについてゆるっと本音で語る【K-POPゆりこの沼る韓国エンタメトーク】。韓国エンタメ初心者からベテランまで、これを読めば韓国エンタメに“沼る”こと間違いなし!
K-POPゆりことZ世代編集者がゆるっとトーク
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#32のテーマは2024年も輝き続けるK-POPグループ「SHINee」! 2024年3月に開催された6年ぶりの東京ドーム公演が大盛況で、さらにファンを増やしている彼ら。デビュー当時から追っている“古株ファン”K-POPゆりこと、最近ハマってしまったという20代の編集者がそれぞれの視点で「SHINeeの色あせない魅力」について語ります。

【前回の記事「 K-POPシーン大注目の“中小事務所発のアイドル”という存在」(#31)はこちら

デビュー16年目、今もなお愛される「SHINee」の魅力

今回のトークテーマは「SHINee」。左からメンバーのオンユさん、テミンさん、ジョンヒョンさん、ミンホさん、キーさん。※写真:AP/アフロ
今回のトークテーマは「SHINee」。左からメンバーのオンユさん、テミンさん、ジョンヒョンさん、ミンホさん、キーさん。※写真:AP/アフロ
編集担当・矢野(以下、矢野):今回のトークテーマは今もなお輝く「SHINee」です! 最近のマイブームグループでもあり、企画発案者も僕です。

K-POPゆりこ(以下、ゆりこ):最初に矢野さんから「次回はSHINeeについて語りたいです!」とご連絡をいただいたとき、うれしさと同時にビックリもしました。

矢野:ゆりこさんと語りたいK-POPネタは他にもあるのですが、改めて確信しています。SHINeeは今こそ語るべきグループであると! デビューから彼らを追ってきたゆりこさんと、最近彼らを大好きになった僕。見てきた時間は違いますが、だからこそ気付ける魅力も視点もさまざまだと思います。それら全部をひっくるめて「SHINeeの魅力」に迫る機会にしたいです。

ゆりこ:ぜひ! ではまず“もう知っているよ”という人も多いかと思いますが、SHINeeの基本情報から。

【SHINee(シャイニー)とは?】
・2008年にSMエンターテインメントよりデビュー
・メンバーはオンユ、ジョンヒョン(2017年に逝去)、キー、ミンホ、テミンの5人
・斬新でスタイリッシュな音楽と洗練されたスタイルで常に挑戦することをやめない“先駆者” 
・ライブ名もファンクラブ名も「SHINee WORLD(シャイニーワールド)」
・ファン、ファンクラブの愛称は共に“シャヲル”
・グループカラーはパールアクアグリーン
・音楽アワードでの受賞回数は63回、ノミネートだけでも145回


ゆりこ:そういえば、昨年から矢野さんがSHINeeの名前をよく口にするようになったのは気付いていました(笑)。純粋にハマったポイントやきっかけが気になります。


矢野:きっかけはYouTubeでたまたま見たオンユさんの歌唱動画でした。「歌がうますぎるK-POPアイドル」のようなタイトルに釣られて見てみたんですが、最初は単に歌がうますぎるなくらいの軽い気持ちだったんです。でも、気が付いたらどんどん過去の楽曲を聴きあさっていて、オンユさん自身のプロフィールを調べていくうちにSHINeeにたどり着いたという感じです。そこからSHINeeを好きになるまで時間はかかりませんでした。

ゆりこ:実は同じような事象がコロナ禍以降、身近で続いていまして。元々K-POPに興味がなく、日本のロックバンド好きだった女の子がBTSを知ったことをきっかけに最終的にはシャヲル(SHINeeのファンクラブ、SHINee WORLDの略)になって完全なオタク化したり、韓国と無関係のお仕事でお会いした20代の方に「最近SHINeeを聴いています」と言われたり。

矢野:僕の周りでもここ最近SHINeeを聴き始めたという人は多いように思います。きっかけはSNSのショート動画がほとんで、レコメンドされる曲を聴き続けていたら、いつの間にかSHINeeのとりこになっていたというパターンですね。

ゆりこ:私のように30代以降の“古株K-POPペン”も原点回帰でSHINeeに戻って来ているのを感じます。いや「戻って来た」には語弊がある。「さらにほれ直す」という感じですかね。
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K-POP史に残る衝撃のデビュー曲、全てはここから始まった
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