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前置き1:『E.T.』以来44年ぶりの快挙! 予算100万ドル未満の映画で史上最高の興行収入に
本作の製作費は75万ドル(約1億2000万円)と低予算ながら、オープニング3日間で1700万ドル(約27億5000万円)超を記録し、さらに2週目の週末興行収入が初週末より39%増加。2週目と3週目の週末興収が連続で前週を上回るというのは、1982年公開の『E.T.』以来44年ぶりだったそうです。 その後も記録を伸ばし続け、公開から2ヶ月近くが経った7月上旬現在の全世界での興行収入は4億ドル(約647億円)を突破。予算100万ドル未満の映画としては、史上最高の興行収入を記録した映画となったのです。
さらに、後述する作品の刺激的な特徴や、衝撃的な予告編の訴求力が相乗効果となり、右肩上がりの興行となったと言えるでしょう。
前置き2:キャッチーでわかりやすい、だけどR15+指定には注意!
そもそも、本作は原作のないオリジナル作品であり、監督のカリー・バーカーは人気YouTuberであったとはいえ、劇場向けの長編映画では本作が初監督です。それでも圧倒的な口コミ効果を呼んだのは、それはもう作品そのものが持つ面白さと怖さ、もっと言えば「パワー」のおかげです。後述するように、本作のあらすじは「キャッチーでわかりやすい」万人が惹かれるものですし、それでいて本編の見せ方は「斬新」かつ飽きさせないエンタメ性があるため、広く支持される内容となったのでしょう。
ただ、本作の「刺激の強い性愛描写および殺傷流血の描写がみられる」という理由でR15+指定がされていることにはご注意を。エログロ描写それぞれはしつこくはない、「突発的」なものですが、それでも(だからこそ)ショッキングではあるので、ある程度の覚悟の上でご覧になったほうがいいでしょう。 一方で、「ワッ」と急に大きな音で驚かせる、いわゆる「ジャンプスケア」の演出は控えめです。「じわじわとくる」タイプの演出とのバランスも良く、映画館で観てこそ数々のアイデアの恐怖を楽しめるでしょう。
ここからは決定的にネタバレにならない範囲で、大ヒットの理由そのものと言える、「デートにもおすすめできるワケ」も含めた作品の魅力を、5つのポイントからまとめていきましょう。



