どうする学校?どうなの保護者? 第1回

習字道具を忘れた子に、鉛筆で平仮名をひたすら書かせ賛否噴出!……そもそも「習字の授業」まだ必要?

「知り合いの子どもが習字道具を忘れて、ひたすら鉛筆で書き取りをさせられた」というツイートに賛否が上がっていましたが、そもそも令和のこの時代に、習字の授業はまだ必要なのでしょうか。

学校で教えることを取捨選択してみては?

これまで、学校で教えることは増えるばかりでした。今の小学校には、外国語の授業やプログラミング的思考の学習、タブレット学習など、我々が子どもの頃にはなかったものがいろいろあります。
 
小学3~6年生がそれぞれ年間約30時間を習字(毛筆)の授業に充てていますが、これは3、4年生の「外国語」の授業数(年35時間)とあまり変わりません。その時間を、ほかのことにふり向けても良いのではないでしょうか。
 
何かを増やしたら、そのぶん何か減らす必要があるというのは、誰が考えても分かること。減らさずに増やしてきたから、今の学校の先生たちは忙しすぎて、大変な状態になっているのでしょう。
 
習字は、クラブ活動や習い事で好きな人がやる、ということではダメでしょうか?


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【参考記事】
「保護者の疑問にヤナギサワ事務主査が答えます。」第24回 書道セットと書初めセット、両方いる?|栁澤靖明
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