『どうする家康』第12話 「そなたはまだ降りるな。そこでまだ苦しめ」氏真の励ましと呪詛に家康絶句

NHK大河ドラマ『どうする家康』第12話のストーリーをおさらいしつつ、今後の見どころに迫ります(画像出典:NHK『どうする家康』公式サイト)。

松本潤さん主演のNHK大河ドラマ『どうする家康』。3月26日放送の第12話では、かつて兄と慕いともに育った今川氏真との戦いが決着。ストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。

 

どうする家康
画像出典:NHK『どうする家康』公式サイト

 

第12話「氏真」あらすじ

武田信玄(阿部寛)から攻め込まれ、家臣にも見限られた今川氏真(溝端淳平)。妻・糸(志田未来)は彼女の実家である北条に身を寄せるよう勧めるも、逃げるなどあり得ないと氏真は耳を貸さず。一行が徳川領に近い懸川城に落ち延びたことを半蔵(山田孝之)から聞いた家康(松本潤)は、いよいよ兄同然の氏真と戦うことに。
 

氏真らは思いのほか手強く、家康は4カ月たっても懸川城を落とせず。しびれを切らした信玄は遠江まで兵を進め、家康に圧をかけてきます。そんな中、小平太(杉野遥亮)が城の抜け穴から出てくる糸らを発見。城に攻め入った家康は氏真と対峙し一騎打ちに。
 

氏真がここまで逃げずに戦うことにこだわるのには理由がありました。「そなたに将としての才はない」と父・義元(野村萬斎)から言われ、認められていないと感じていたこと。さらに、かつて瀬名(有村架純)を巡り家康に武道で負けた際、それまで家康がわざと負けていたと知り悔しさを抱き続けていたこと。
 

家康にやりこめられた氏真は自害しようとしますが、家康はそれを必死で止めます。「昔からわしを馬鹿にしておったんじゃ」と喚く氏真に対し、「今も兄と思っているから死んでほしくない」と家康。さらに糸から父・義元が本当は努力を惜しまない氏真を認めていたと本心を聞いた氏真は涙を流し、戦いから降り、糸とともに北条へ身を寄せる決断をします。家康もまた、「できればずっとお仕えしたかった」と、義元と氏真に弓引いたことを謝罪。
 

一方、家康が氏真を助けたと聞いた信玄は、けんかを売っているのかと激怒。武田と戦になる可能性が浮上する中、家康の家臣たちは北条と手を組めば、あるいは駿府をとれるかもしれないと沸き立ちます。家康は難しい表情で何かをじっと考え――。

 

どうする家康
画像出典:NHK『どうする家康』公式サイト

 

氏真と家康の絆が復活

Twitterでは「プライドが邪魔し家臣も離れ孤独な氏真。兄と慕う氏真に槍を向けるの家康もほんとに辛かったでしょう」「『そなたはまだ降りるな。そこでまだまだ苦しめ』呪詛というには穏やかな顔の氏真。表舞台で立ち続けろってことだよね」「本当は重き荷を背負いたいくない家康への励ましと呪いの言葉を送る姿が結構響いた」「持っているものや得るもの、失うものが正反対だからこそ、羨みあって助け合える家康と氏真が好き」などのコメントが寄せられています。
 

第13話は「家康、都へゆく」。徳川領となった遠江の情勢も不安定な中、家康は信長(岡田准一)の後ろ盾で将軍となった足利義昭(古田新太)の命令で京へ向かうことに。将軍の器と思えない愚かな振る舞いの義明に戸惑う家康。しかしそこには信長の思惑があって――。
 

京では義昭の家臣・明智光秀(酒向芳)や市(北川景子)の夫・浅井長政(大貫勇輔)との出会いも。新たな物語の展開に期待です。

 

『どうする家康』あらすじバックナンバー

『どうする家康』第11話 武田信玄(阿部寛)の迫力に言葉を失う殿に反響「格の違い」「あれは怖い」の声
『どうする家康』第10話 側室をめぐるエピソードに爆笑の声「寝所が暗殺現場w」「殿不憫すぎw」
『どうする家康』第9話 「殿」と「お前」が交錯する“本多正信”松ケンの長台詞に反響
『どうする家康』第8話 家臣の裏切りと殿の涙……ガチモードの“イカサマ師”松ケンに驚きの声
『どうする家康』第7話 一向一揆の幕開け! 「なぜ納税しない?」ド直球な家康に立ちはだかる住職
『どうする家康』第6話 “瀬名母・巴”真矢ミキの一喝に反響
『どうする家康』第5話 忍者・服部半蔵(山田孝之)登場
『どうする家康』第4話 織田兄妹の“元康好き”が過ぎる! 
『どうする家康』第3話 元康、苦渋の決断に涙……“母”松嶋菜々子の一喝に反響
『どうする家康』第2話 忠勝の涙で覚醒した元康に信長も安堵?
『どうする家康』第1話 「待ってろよ俺の白兎」“信長”岡田准一の衝撃ワードがトレンド入り

 

Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

注目の連載

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    静岡の名所をぐるり。東海道新幹線と在来線で巡る、「富士山」絶景ビュースポットの旅

  • ヒナタカの雑食系映画論

    『グラディエーターII』が「理想的な続編」になった5つのポイントを解説。一方で批判の声も上がる理由

  • アラサーが考える恋愛とお金

    「友人はマイホーム。私は家賃8万円の狭い1K」仕事でも“板挟み”、友達の幸せを喜べないアラサーの闇

  • AIに負けない子の育て方

    「お得校」の中身に変化! 入り口偏差値と大学合格実績を比べるのはもう古い【最新中学受験事情】