目玉焼き、卵焼き、ゆで卵など、いろいろな料理に変身できる卵は私たちの生活に欠かせない食材の1つです。中でも、黄身がとろりと広がる半熟状の卵は食欲をそそりますよね。
でも、自宅で作るのがなかなか難しいのが「ポーチドエッグ」と「温泉卵」。そもそもどう違うのかと気になる人もいるのではないでしょうか。そこで、今回はそれぞれの特徴とともに、簡単に作れるレシピを紹介します。
「ポーチドエッグ」は、白身が固まっていて黄身がトロトロになっている
日本では“落とし卵”とも呼ばれるポーチドエッグは、アメリカなどではポピュラーな卵料理。こんがり焼いたイングリッシュマフィンに、ハムやチーズと合わせて食べる「エッグベネディクト」は日本でも一時期ブームになりました。
お酢(または塩)を加えた80℃程度のお湯に、卵を割り入れて数分待つだけ。すると白身はしっかり固まっているのに、黄身は半熟状態になります。お酢や塩を加えるのは、白身のタンパク質を早く凝固させるため。
お湯に入れている時間が2~3分だと写真のように黄身が流れ出る程度に、4~5分だともう少し固めになります。
「温泉卵」は、黄身が半熟&白身がトロトロになっている
卵の殻を割ってみると、卵黄よりも卵白の方がトロトロの半熟になっているのが「温泉卵」。卵の黄身は約70℃、白身は約80℃と固まる温度がそれぞれ異なることから、その性質を利用して作られた卵料理です。
そのため、70℃に近いお湯に30分程度卵を浸けておくだけで、固まる直前の半熟状態に出来上がります。温泉旅館での朝食などによく提供されるのは、温泉地の湯温がこれに近く、作るのが簡単だったこともあるそう。
それぞれの違いをざっくりまとめてみると、こんな感じです。次は実践! どちらも自宅で簡単に作ってみましょう。
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