番外編:各校にある"変わった校則"——スマホ全没収から「ありがとう義務」まで
最後に、アンケートの自由回答に寄せられた、高校生たちが通う高校のユニークで時に理不尽な【独自ルール】の一部を紹介します。■ 管理が厳しい校則
卒業式の日に必ず女子は80デニール以上のタイツをはかなければいけない(山梨県 高3女子)
私の学校は軽音楽部の設立が校則として禁止されています。理由は「ヤンキー、素行不良生徒が増えるから。」だそうです。随分昔に出来た規則と伺いましたが、今も取り消される事はありません。(神奈川県 高3女子)
校内でのスマホ利用禁止というだけではなくスマホを朝のホームルーム前に「先生」が回収し、ロッカーに鍵をかけて帰りのホームルームが終わるまで管理する。自己管理不可。返し終わったあとも学校の敷地内では使用禁止(群馬県 高2女子)
■ ユニークな校則
学校の独自の教育方針を反映したルールも複数見られました。校内で「ありがとう」を1日10回以上言うことが義務づけられている校則。達成できなかった場合は反省文ではなく、感謝したい人を探して理由を発表する時間が設けられる。感謝の気持ちを育てることを目的としている(岩手県 高2女子)
私の学校は仏教校で、毎週月曜日の朝8時20分に教室を施錠し、全員で勤行に参加するという校則があります(神奈川県 高2女子)
近くに小学校があるため、児童の安全を守るという理由から生徒の自転車通学は固く禁止されています。しかし不思議なことに、そのルールを生徒たちに言い聞かせる立場であるはずの先生方が、毎朝何食わぬ顔で自転車を漕いで通勤してくるのです(神奈川県 高1男子)
■ 逆に自由な学校も
一方で、校則がほとんどない学校の声も見られました。法に触れるようなことはしてはダメだけど、その他は決められてないからすごく自由。校則という校則はないです(岡山県 高3女子)
同じ「高校生」でも、校則のあり方は学校ごとに大きく異なることがわかります。校則がなく、髪色や髪型、メイク服装などは基本自由(北海道 高1女子)
まとめ:納得と対話を求める高校生たち。これからの「高校選び」に必要なこと
今回の調査では、高校生の過半数が「納得できない校則」に疑問を抱きながらも、従っている実態が浮き彫りになりました。一方で生徒たちが求めている改善策の上位は、校則の単なる「廃止」ではなく、「定期的な見直し」や「先生と一緒に決める仕組み」でした。頭ごなしの強制ではなく、プロセスの透明性と「対話」を重んじる高校生たちの冷静な姿勢がうかがえます。
回答者の半数以上(50.9%)が「入学前に校則を詳しく知りたかった」と答えたように、「校則」は、進学先を選ぶうえで1つの指標となりそうです。またルールを押しつけるのではなく、説明をしたり対話を重ねたりしてくれる環境なのかどうかも重要な要素です。
これから夏に向けて、学校説明会や見学会など、実際に学校へ足を運ぶ機会も増えてくる時期です。志望校を検討する際は、偏差値や進学実績だけでなく、「校則の理由を丁寧に説明してくれるか」「生徒と先生が対話できる風土があるか」といった点にもぜひ注目してみてください。
アンケート調査概要
調査対象:全国の高校生(有効回答数104名)調査時期:2026年2月26日~3月2日
調査方法:インターネットを使用した任意回答
調査レポート名:「高校の校則に関するアンケート」
※掲載しているグラフや内容を引用する場合は「塾選ジャーナル調べ:「高校の校則に関するアンケート」と明記し、『塾選ジャーナル』( https://bestjuku.com/shingaku/s-article/51404/ )へのリンク設置をお願いします。 この記事の執筆者:塾選ジャーナル編集部
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