奨学金について考えるとき、多くの家庭は「借りられるか」「いくら借りるか」に目を向けがちです。しかし、本当に向き合うべきは「借りた後」の数十年にわたる「返済」の実態です。
塾選ジャーナルでは、20代の奨学金利用経験者100名へ独自調査を実施。借入総額や毎月の返済額、そして完済までの年数といった「数字」の裏側にある、若者の切実な負担感が浮き彫りになりました。
社会人になって初めて気付く返済の重みや、結婚・出産といったライフイベントへの影響まで、これから奨学金を検討する保護者と子どもが、後悔のない選択をするためのポイントを紹介します。
奨学金はいくら?——過半数が200万円以上の借入
大学時代に借りた奨学金の総額を聞いたところ、「200万円以上〜250万円未満」(24%)が最も多く、これに「300万円以上」(21%)が続きました。200万円以上と答えた回答は54%と半数を超える結果となりました。
「100万円以上〜150万円未満」(17%)「151万円以上〜200万円未満」(12%)と100万円以上を借りている人は全体の7割を超えています。
大学に入学すると、入学金や授業料だけでなく、一人暮らしの家賃や生活費、通学費など、在学中に継続的にかかる支出を補う必要があります。その結果、大学生活全体を支えるための長期的な借入になりやすいことが読み取れます。



