奨学金を100万円以上借りている人は全体の7割以上。返済中の20代が抱える“奨学金の後悔”とは

奨学金の借入総額や返済期間、月々の返済額を20代100人に調査。過半数が200万円以上を借り、10年以上の返済を続ける実態が判明しました。「社会人になってから重く感じた」という経験者の本音や、後悔しないための親子での話し合いのポイントを解説します。

奨学金の返済期間、10年以上が約6割-20代100人調査で見えた“想定外の重さ”
奨学金の返済期間、10年以上が約6割——20代100人調査で見えた“想定外の重さ”(画像出典:写真AC)

奨学金について考えるとき、多くの家庭は「借りられるか」「いくら借りるか」に目を向けがちです。しかし、本当に向き合うべきは「借りた後」の数十年にわたる「返済」の実態です。

塾選ジャーナルでは、20代の奨学金利用経験者100名へ独自調査を実施。借入総額や毎月の返済額、そして完済までの年数といった「数字」の裏側にある、若者の切実な負担感が浮き彫りになりました。

社会人になって初めて気付く返済の重みや、結婚・出産といったライフイベントへの影響まで、これから奨学金を検討する保護者と子どもが、後悔のない選択をするためのポイントを紹介します。

奨学金はいくら?——過半数が200万円以上の借入

奨学金の総額はいくらですか?
奨学金の総額はいくらですか?

大学時代に借りた奨学金の総額を聞いたところ、「200万円以上〜250万円未満」(24%)が最も多くこれに「300万円以上」(21%)が続きました。200万円以上と答えた回答は54%と半数を超える結果となりました。

「100万円以上〜150万円未満」(17%)「151万円以上〜200万円未満」(12%)と100万円以上を借りている人は全体の7割を超えています

大学に入学すると、入学金や授業料だけでなく、一人暮らしの家賃や生活費、通学費など、在学中に継続的にかかる支出を補う必要があります。その結果、大学生活全体を支えるための長期的な借入になりやすいことが読み取れます。

次ページ
奨学金を借りて後悔する理由、重たい月返済額と長い返済期間の平均は?
Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

編集部が選ぶおすすめ記事

注目の連載

  • どうする学校?どうなの保護者?

    会費0円、会員3名でもPTAは回る。理想を形にした「架空の小学校」という驚きの手法

  • ヒナタカの雑食系映画論

    『マリオ』新作映画が「評論家からの賛否が分かれている」けど「心配ない」と言えるワケ

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    江ノ電20年ぶり新車、謎の「1人掛け席」の正体は? 観光サービスではなく「混雑地獄」に挑む苦肉の策

  • 海外から眺めてみたら! 不思議大国ジャパン

    「移民」に冷たいのはどっちなのか? スイスの厳格過ぎる学歴選別と、日本の曖昧過ぎる外国人政策