5:『スコット・ピルグリム テイクス・オフ』
2010年に実写映画『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』も公開された、コミックを原作とした全8話のアニメシリーズです。キャラはかわいらしいですが、ヒロインがバイセクシュアルであることが示され、わずかに性的な話題もあり、内容はどちらかと言えば大人向け。それでいて「夢で見た女の子と恋に落ちるも、彼女の元恋人たちに恋路を阻まれる」という、ぶっ飛んでいながらも物語を心置きなく楽しめるような展開になっていました。
『超かぐや姫!』との共通点は、なんと言っても「ゲーム」が重要な要素となっていること。『ストリートファイター』をはじめとした日本のゲームへのオマージュが多分に込められていますし、元恋人たちのバラエティ豊かなキャラそれぞれとの戦いもまた楽しく仕上がっています。『犬王』や『平家物語』などで知られるサイエンスSARUならではの「自由」なアニメーション表現も見どころですし、実写映画を見ていると「えっ!?」と驚けるサプライズも待ち受けていますよ。
6:『地球外少年少女』
『電脳コイル』が高い評価を得た磯光雄監督による全6話のアニメシリーズ。内容は「少年少女によるSFサバイバル」です。本作は他配信サービスでもレンタルでの視聴が可能な他、Blu-rayソフトも発売されています。宇宙ステーションに彗星が衝突し、大人たちとはぐれ、ネットも切断された閉鎖空間で、さまざまな困難に立ち向かっていく過程で、個性的な子どもたちの関係が変わっていく様も尊く描かれていました。物語の流れはシンプルながら、固有名詞が多く背景は複雑なため、公式Webページの用語解説を読んでおくことをおすすめします。
『超かぐや姫!』との共通点として、AIが物語の重要なファクターとなっていることと、インフルエンサーの少女の活躍があります。彼女は「何でもネタにしようとする」目的優先だからこその問題が目立つキャラクターなのですが、そんな彼女を愚かだと断罪することもなく、そのままでキャラクターの魅力になっていることも美点です。インフルエンサーの活躍がとことんポジティブだった『超かぐや姫!』と見比べてみるのも面白いでしょう。



