ヒナタカの雑食系映画論 第174回

映画『国宝』だけじゃない。『ババンババンバンバンパイア』との共通点とギャップで分かる、吉沢亮の凄み

映画『ババンババンバンバンパイア』の2つの注意点と、5つの魅力をまとめて紹介しましょう! 主演の吉沢亮の凄さを、『国宝』との「ギャップ」と「共通点」で再確認できた理由もありました。(※画像出典:(C)2025「ババンババンバンバンパイア」製作委員会 (C)奥嶋ひろまさ(秋田書店)2022)

魅力3:まさかの「キャラクターソング」も「ギャップ笑い」になる!?

作品の盛り上がりと笑いに拍車をかけるのは、まさかの「キャラクターソング」です。
 「森蘭丸」という名前をひたすら連呼して歌詞を埋めていくという“力業”に思わずニヤリとしてしまいますが、テンポよくキャラクターの個性を伝えていますし、楽曲自体は意外にもメロディアス。ミュージックビデオ風の映像演出の完成度も高く、単なるおふざけにとどまらない魅力に惹きつけられるのです。

とにかく、吉沢亮に関しては、ありとあらゆる面でのギャップ笑いがありますし、ほかのキャラクターの挿入歌にも期待してほしいところ。ある種のミュージカル的なゴージャスさは、劇場で体感する楽しみを大きく底上げしているともいえます。

魅力4:脇を固めるキャスティングも完璧!

吉沢亮以外の脇を固めるキャスティングも「大正解」と感嘆するばかりです。

特に、もう1人の主人公、15歳のピュアボーイを演じる板垣李光人は、なんと原作者である奥嶋ひろまさが彼をイメージして描いており、キャラクターの名前も彼から着想を得ていたそうです。
実際に見てみれば、ハマりっぷりは想像以上。板垣李光人がすでに成人しているなんて信じられないほど、ウブで愛らしい少年役にぴったりで、吉沢亮と一緒に「ズキュン!」「かわいい!」と心の中で言いたくなることは間違いありません。

『見える子ちゃん』に続いて一途な女子高生役を演じ、思わず応援したくなる原菜乃華に加え、1ミリたりとも高校生に見えない(笑)ながらも、むしろコメディーとしてプラスになりまくる関口メンディーもすてきです。
バババ
(C)2025「ババンババンバンバンパイア」製作委員会 (C)奥嶋ひろまさ(秋田書店)2022
初めこそまともに思えたのに良い意味でイケメンが台無しになっていく眞栄田郷敦、比較的シリアスで耽美な印象も見事な満島真之介と、よくぞここまで原作もリスペクトしたキャスティングができたな、と感嘆するばかりです。

もちろん、それは良い意味で原作漫画らしい、極端なキャラクターを体現できる俳優の実力があってこそでしょう。
バババ
(C)2025「ババンババンバンバンパイア」製作委員会 (C)奥嶋ひろまさ(秋田書店)2022
キャスト陣が楽しそうに演じていることが伝わってきてニコニコしてしまうので、それぞれの俳優のファンには是が非でも見に行ってほしいです。
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『国宝』と続けて見ると分かる、吉沢亮の「虚無」演技の素晴らしさ
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