ヒナタカの雑食系映画論 第48回

「ゼルダ実写化映画」リンクはシャラメ、ゼルダ姫はエマ・ワトソンが適任? キャストを大胆予想してみた

ゲーム『ゼルダの伝説』の実写映画化という驚きのニュースが飛び込んできました。まだ正式なキャスティングは発表されていませんが、リンク役、ゼルダ姫役、ガノンドロフ役の俳優をそれぞれ予想してみましょう。※画像出典:『ゼルダの伝説』公式Xより

リンク役は誰?


リンクは言うまでもなく主人公かつ世界を救うヒーロー。ゲームでは基本的には「しゃべらない」キャラクターであるため、映画でどのような性格付けがなされるのかにも注目です。

リンク役候補その1:ティモシー・シャラメ

代表作は『君の名前で僕を呼んで』(2017年)や『DUNE/デューン 砂の惑星』(2021年)。2023年12月8日から主演作『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』も公開となる、実力も人気も飛び抜けた若手俳優です。どこか憂いを帯びた表情やたたずまいは、作品によってはダークさも存分にある『ゼルダの伝説』のファンタジー世界にマッチしそうです。

リンク役候補その2:トム・ホランド

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年)から誰もが知るヒーロー・スパイダーマンとして活躍しており、『アンチャーテッド』(2022年)でもすでにゲームの実写化作品の主人公を演じていた経験があります。『スパイダーマン』シリーズではいい意味でちょっとオタクっぽいキュートな少年でしたが、年齢を重ねて役の幅が広がることにも期待できます。

リンク役候補その3:ディラン・オブライエン

ウェス・ボール監督の『メイズ・ランナー』3部作で主役を務めていた経験があり、今回の『ゼルダの伝説』も同じ監督・主演コンビとなる可能性は十分にあると思います。Netflix配信の映画『ラブ&モンスターズ』(2020年)での荒廃した世界での冒険物語の主人公にもハマっていたので、作品によってはやや退廃的な世界観にもなる『ゼルダの伝説』との相性もいいかもしれません。

リンク役候補その4:ノア・ジュープ

『クワイエット・プレイス』(2018年)の子役として注目を集め、2005年生まれで現在18歳。作品のシリーズ化をもくろむのであれば、少年っぽさを実年齢からも感じさせ、その成長も追える彼がキャスティングされる可能性も高いと思われます。

このほかにもリンク役として考えられるのは、例えば以下でしょうか。

ニコラス・ホルト……『アバウト・ア・ボーイ』(2002年)、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015年)
ジェイコブ・トレンブレイ……『ルーム』(2015年)、『ワンダー 君は太陽』(2017年)
ジュダ・ルイス……『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』(2015年)、『ザ・ベビーシッター』(2017年)
エイサ・バターフィールド……『ヒューゴの不思議な発明』(2012年)、『エンダーのゲーム』(2014年)
次ページ
ゼルダ姫役は誰が演じる?
Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

連載バックナンバー

Pick up

注目の連載

  • ここがヘンだよ、ニッポン企業

    親を就活に巻き込むオヤカク、オヤオリ…“学校化”が進む企業に忍び寄る「毒ハラ」とは?

  • 「港区女子」というビジネスキャリア

    「港区女子=事業資金集め」という選択肢。昼は不動産営業、夜は港区ラウンジ嬢だった30代女性の現在

  • ヒナタカの雑食系映画論

    草なぎ剛主演映画『碁盤斬り』が最高傑作になった7つの理由。『孤狼の血』白石和彌監督との好相性

  • 世界を知れば日本が見える

    もはや「素晴らしいニッポン」は建前か。インバウンド急拡大の今、外国人に聞いた「日本の嫌いなところ」