アメリカ人の7割がアカウントを持つSNSは
海外のSNS事情をさらに見ていきたい。IT大国で世界的なSNSをいくつも世に送り出しているアメリカでは、人気のSNSはFacebookである。日本では利用者の年齢層が高いイメージだが、アメリカでは25歳から34歳の利用者数が最も多い。その登録者数は2億3900万人以上で、アメリカ人の7割がアカウントを持っている計算になる。
Facebook以外を見ると、ユーザー数で2位はInstagramである。その後はTikTokが続き、X(旧Twitter)はそのあとに来る。X(旧Twitter)は国民の2割ほどがアカウントを持っているとされるが、2023年に入ってからの度重なる仕様変更や名称変更などでアンチも少なくないようで、ユーザー数の変遷が気になるところである。
アメリカ以外では、欧州全体でもFacebookの利用者は多い。SNS利用者の80%はFacebookを使っている計算になる。次いでInstagram(9.2%)、X(旧Twitter)(4.2%)、YouTube(1.5%)が続く。
こうしたデータを見ていて気になったのは、日本ではX(旧Twitter)のユーザーが際立って多いことだ。X(旧Twitter)のユーザー数は世界で3億5000万人以上いるとされる。そのうち、日本(約5900万人)は世界でアメリカ(約7700万人)に次いで2番目に利用者数が多い。ただし、人口に占めるユーザーの割合は、日本がアメリカの2倍になっている。