2024年パリ五輪で種目から外れた「野球」
まず世界的な総合スポーツ大会である五輪では、野球は重要な種目ではなくなっている。以前は正式種目だったが、近年は野球の世界的な普及率の低さなどを理由として、正式種目に選ばれていない。東京五輪は野球の人気が高い日本開催ということもあったので例外的に実施されたが、フランスで開催される次回の2024年パリ五輪でも野球は種目から外れている。
五輪のように万人が見る総合スポーツ大会なら、サッカーやテニスのように世界的に人気あるスポーツは外せないが、野球はそういう対象ではないということだ。
インターネット上では、スポーツに関連するさまざまなWeb媒体が世界的に人気があるスポーツについてランキングなどを発表している。それらを見ると、総じて世界で最も人気のあるスポーツとして挙げられているのは、サッカーだ。
世界のデータを紹介しているサイト「ワールドアトラス」によれば、世界におけるサッカーファンの数は35億人を超えるとしている。サッカー以外でランキングの上位を占めているのは、クリケット(ファンの数は25億人を超える)やホッケー(20億人以上)、テニス(10億人以上)、バレーボール(9億人以上)、卓球(8億5000万人以上)、バスケットボール(8億人以上)で、次に人気のあるスポーツとして野球(5億人以上)が8位に入っている。
また、野球人気が高い国は、例えばアメリカや日本を中心に、韓国やキューバ、ドミニカなどが挙げられている。