意外と知らないグルメのひみつ 第24回

新じゃが、新玉ねぎ、春キャベツ。“新”や“春”がつく「春野菜」と「いつもの野菜」はどう違う? 【グルメライターが解説】

【調理師免許を持つグルメライターが解説】暖かくなってくると、スーパーなどの店頭に並ぶ春野菜。新じゃが、新玉ねぎ、春キャベツといった「新」や「春」がつく野菜は、通常出回る同じ野菜に比べて水分が多く、柔らかな食感が特徴です。

「冬キャベツ」と「春キャベツ」の違い


夏に種をまき、冬に収穫するのが「冬キャベツ」。そして秋に種をまき、春に収穫するのが「春キャベツ(新キャベツ)」と呼ばれています。
 
「冬キャベツ」は巻きが強く、内面がしっかりと詰まっています。葉の色も白っぽく、水分が少なめです。一方、「春キャベツ」は巻きがゆるく、ふんわりとしていて隙間が多くなっています。こちらもこれまで紹介した春野菜と同じように、水分が多く柔らかいのが特徴です。
 

「春キャベツ」はサラダやスープ、蒸し煮で柔らかさを楽しんで


春キャベツはその柔らかさを十分に楽しむため、ちぎったり刻んだりして生で食べるのがおすすめ。蒸し煮やスープにしてもおいしく食べられます。水分が多いため、炒める場合は「加熱時間を短く」がポイント。ベチャッとならず、食感も楽しむことができます。
 

春の時季だけ! 早採りのみずみずしさを味わおう


このほか、この時季は「新ごぼう」や「新にんじん」なども店頭に並びますよね。どれも3~5月頃に早採りされるみずみずしい野菜です。今だけしか味わえないおいしさを、特徴に合わせた調理で楽しみましょう!


>記事に戻る


【おすすめ記事】
野菜はそのまま冷凍しても大丈夫? 間違えがちな冷凍方法を管理栄養士に聞いてみた
お米はなぜ「洗う」ではなく「研ぐ」と言うの? 研がずに炊いたらどうなる?
「豚こま肉」と「切り落とし肉」の違いって? 豚肉の部位はどう使い分ければいい?
ベーコンは生でそのまま食べられる? 加熱しなくていいの? 意外と知らないベーコンの“焼かない食べ方”
「トマト」が柔らかすぎて“ぶよぶよ”です…この状態で食べても大丈夫ですか?【あやしい野菜Q&A】
Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

連載バックナンバー

Pick up

注目の連載

  • ヒナタカの雑食系映画論

    2024年は漫画の実写化映画の当たり年!? 『シティーハンター』など10作品から「成功の理由」を考える

  • 世界を知れば日本が見える

    もはや「素晴らしいニッポン」は建前か。インバウンド急拡大の今、外国人に聞いた「日本の嫌いなところ」

  • 海外から眺めてみたら! 不思議大国ジャパン

    外国人観光客向け「二重価格」は海外にも存在するが……在欧日本人が経験した「三重価格」の塩対応

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    JR九州の新しい観光列車「かんぱち・いちろく」乗車リポ! 他の列車にはない“一風変わった体験”があった