Twitterがまた新たな騒動になっている。
筆者はAll About NEWSでイーロン・マスク氏の動向を何度か報告してきたが、今回はTwitterというSNSの枠を超えた社会的、政治的インパクトを与えそうな動きなので、あらためてこの話に迫ってみたい。
トランプ前大統領のTwitterアカウントが復活
今度はアメリカのドナルド・トランプ前大統領を巡って、である。トランプ前大統領は、2016年の大統領選から大統領任期中も、かなりヘビーにTwitterを使ってきた。政策も広報担当者やメディアを通さずに、Twitterで発表するなど、ある意味で「Twitter大統領」だったと言っても過言ではない。
ただフェイクニュースの類も散見されるなど過激なツイートは物議を醸し、最終的には、2020年の大統領選で敗北を認めず、支持者らに暴力を扇動したとしてTwitterから永久凍結された。
そんなトランプ前大統領について、10月にTwitter買収を完了したイーロン・マスク氏が、アカウントを復活させる可能性を示唆していた。そして11月18日(米国時間)から、トランプ前大統領のTwitterアカウントを復活させるべきかどうかのTwitter投票を実施。1500万を超える投票で、賛成が51.8%、反対は48.2%だった。
この結果を受け、トランプ前大統領のTwitterアカウントが復活した。マスク氏も、同氏のアカウントの永久凍結解除を宣言していた。