【大学生の仕送り】わが家は出しすぎ? それとも少ない? 保護者100人の「平均額」と「生の声」

大学生の保護者100人に調査! 物価高が直撃するなかでも、6割以上の家庭が「金額を据え置き」にしている実態が判明しました。家賃抜きの仕送り平均は月3万3000円。不足分はどう補っている? 「令和の仕送りスタンダード」を紹介。(画像出典:写真AC)

大学生への仕送り2大悩みは「金額の妥当性」と「お金の使い方」

物価高による生活費の負担増だけではなく、そもそも仕送りについて保護者はどのような悩みを抱くのかも聞きました。保護者の回答を見てみると、大きく分けて「お金の使い方」と「金額の妥当性」に関するものが多く見られます。

悩み1. お金の使い方に対する不安

最も多かった声は、仕送りしたお金がどのように使われているかに対する不安です。特に、一人暮らしでは日々の支出が見えにくく、無駄遣いや管理の甘さを気にする声が挙がっています。

コンビニなどで、お金を下ろすことが多く、無駄な手数料を払っているのが気になる。(ねこねこさん / 広島県 / 大学2女子 / 保護者)

何にいくら使っているのか分からず、きちんと管理できているのか不安です。(たけしさん / 千葉県 / 大学1年男子 / 保護者)

必要なもの以外にも使ってしまっていないか心配になることがあります。(みきさん / 福岡県 / 大学3年女子 / 保護者)

悩み2. 金額の妥当性に迷う

もう1つ多く見られたのが、仕送り額について「多過ぎても少な過ぎてもよくない」と考えてはいるが、どの水準が適切なのか判断に迷う声です。

生活費をどのように使っているのか実態が見えにくい、他家庭との比較が難しいことも、悩みの背景にあると考えられます。

子どもへの仕送りについて一番悩んでいるのは、金額の妥当性です。(仮面ライダーさん / 青森県 / 大学3年男子 / 保護者)

周りと比べることもできず、この金額でいいのか判断に迷います。(ゆきさん / 神奈川県 / 大学1年女子 / 保護者)

多すぎても自立の妨げになるのではと感じ、どこまで出すべきか悩んでいます。(まささん / 愛知県 / 大学2年男子 / 保護者)

仕送りの悩み解消、家庭で実践したい「共有」と「線引き」のルール

保護者に仕送りの悩みを解消するための工夫を聞いたところ、共通して見られたのは「お金の使い道を把握するための共有」と「どこまでを仕送りでまかなうかの線引き」という2つの観点です。

単に仕送りして終わりではなく、子どもの生活状況を把握しながら、必要以上に干渉しないバランスを意識している様子がうかがえます。

工夫1. 家計簿や報告で「使い道を共有」

お金の使い方を把握するための工夫として多く見られたのが、家計簿アプリや定期的な報告による情報共有。支出の内容を可視化することで、無駄遣いを防ぐだけでなく、生活費の金銭感覚を身につけてもらう狙いもあると考えられます。

家計簿アプリは最近つけるようになったり、足りない場合には内容を共有して、見直しをさせています。(木村さん / 長崎県 / 大学2年男子 / 保護者)

毎月の光熱費や食費の明細を確認し、無駄遣いがないか一緒にチェックしています。(KKさん / 東京都 / 大学2年男子 / 保護者)

毎月の支出を大まかに分類してメモしてもらって、月末に一度だけ報告してもらうようにしています。細かい家計簿までは求めませんが、何にどれくらい使ったかを把握することで、本人も無駄遣いに気付きやすくなりました。(マリコさん / 兵庫県 / 大学2年男子 / 保護者)

工夫2. 仕送りの範囲を決め、それ以上は自己負担

もう1つの特徴として見られたのが、「仕送りでまかなう範囲」と「自己負担とする範囲」をあらかじめ決めておくという考え方です。

娯楽費はアルバイト代から払うように決めています。(鮭茶漬け / 神奈川県 / 大学3年生 / 男子 / 保護者)

基本的には月々の与えられた金額でやりくりする分には使い方は自由。足りない娯楽費などはアルバイトでまかなうというルールにしている。(おやじさん5018さん / 群馬県 / 大学2男子 / 保護者)

生活費は仕送りで支えつつ、娯楽費や追加の支出はアルバイトでまかなうといったルールが多く見られました。

まとめ:大学生への仕送りは「生活費は最低限+不足分はアルバイト」が主流

今回の調査から、物価高でも大学生への仕送り額は6割の家庭が据え置きであることが分かりました。

また、大学生への仕送りは「生活費の全てをまかなう」のではなく、「最低限を支え、不足分はアルバイトで補う」という設計が主流。特に家賃については保護者が直接支払うケースが多く、生活費とは切り分けている家庭が多いようです。

調査結果のポイント

物価高への対応:仕送り額は据え置きが6割
総額(家賃含む):平均7万6330円
家賃抜きの金額:平均3万3450円(月2〜3万円台が中心)
役割分担:生活に必要な費用は仕送り、娯楽費や不足分はアルバイトで補う家庭が多数

大学生への仕送りで重要なのは、「どこまでを仕送りで賄い、どこからを自己負担とするか」という線引き。この基準を明確にすることで、仕送り金額への迷いは大きく減ります。

まずは「生活費は月2〜3万円台」を1つの目安としつつ、子どもの生活スタイルや家計の状況に応じて、仕送りの範囲とルールを話し合ってみてはいかがでしょうか。

アンケート調査概要

調査対象:大学生の子どもを持つ保護者(有効回答数100名)
調査時期:2026年3月
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットを使用した任意回答
調査レポート名:「大学生の仕送り」に関する実態調査
 
※本調査レポートの内容(グラフ・データ・本文など)の無断転載・改変を禁じます。
掲載しているグラフや内容を引用する場合は、出典「塾選ジャーナル調べ:『大学生の仕送』に関する実態調査」と明記し、『塾選ジャーナル』の記事(https://bestjuku.com/shingaku/s-article/51815/)へのリンク設置をお願いします。
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この記事の執筆者:塾選ジャーナル編集部
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