猫が丑三つ時に“大運動会”をするワケ…… 猫の不思議な習性にまつわる雑学
猫飼いなら誰もが一度は悩まされる「真夜中の運動会」。足音で眠れなくなったり、時には思いっきりお腹を踏まれて激痛が走ったりこともありますが、それすらも愛おしいんですよね。
9. イタズラ
ゴミ箱を倒したり、障子を破ったり、カーテンによじ登ったり。そんな猫の行為は、人からすると「イタズラ」に見えますが、猫にとっては生態に基づいた真っ当な行動。飼い主が怒ったところで猫には効きません。ゴミ箱には蓋をする、壊されたくないものはしまうなど、環境から予防しましょう。
10. ウールサッキング
猫が毛布やタオル、ニットなど柔らかい感触のものを口に入れて吸ってしまうこと。毛布が代表的なものなので、その素材からこう呼ばれます。母猫のおっぱいを吸っていたしぐさの名残ともいわれ、可愛い行動に見えます。ですが、過度に行う場合は、メンタル疾患が隠れていることも。
11. 運動会
野生では、夜行性だった猫は、丑三時ほど盛んに動くようになります。薄暗闇を利用して小動物を追いかけていた本能が残っているので、家の中でも夜中ほど行動が活発になり、相手がいればなおのこと、大運動会が始まるのです。
12. エピソード記憶
たとえば、幼い頃に公園で体験した楽しい出来事といった具合に、意図的に覚えた記憶と異なり、個人的な経験をその状況を含めて記憶していることを、心理学でエピソード記憶といいます。猫にもその記憶があることが研究からわかっていて、どちらかというと嫌なことのほうをよく覚えているといわれます。
猫のお尻には不思議がいっぱい!? お尻◯◯雑学!
実は、猫のお尻がとっても魅惑的なのをご存知でしたか? 猫のお尻雑学を3つご紹介。
13. お尻フリフリ
獲物を捕らえようと、狙いを定めている時、猫は姿勢を低くします。今にも飛びかからんとする直前に、お尻を横に小刻みに振ることが。人が飛び上がる前にしゃがんだりするのと同じで、弾みをつける意味も。飼い猫だと、遊びの際によく見られるしぐさです。
14. お尻ポンポン
猫のしっぽの付け根近辺には、さまざまな神経が通っていて、なかには生殖器につながるものも。そのため、仙骨といわれるその近辺をポンポンと軽く叩くと、喜ぶ猫がいます。敏感な部位であることは確かなので、ポンポンする時は、あくまでやさしく、手短にしましょう。
15. お尻向け
猫が飼い主の顔や体にお尻をくっつけてまったりすることがあります。そっぽを向かれているのかな、と思うかもしれませんが、猫の心理としてはまったく逆で、飼い主と相手を信頼しているからこその行動なのです。猫が背後を見せるのは、守ってもらいたいからで、安心している相手にしかしない行為です。
この書籍の監修者プロフィール
今泉忠明
哺乳動物学者。日本動物科学研究所所長。監修の『おもしろい!進化のふしぎざんねんないきもの事典』(高橋書店)シリーズがロングセラーとなる。
田草川史彦
東京都新宿区の聖母坂どうぶつ病院院長。地域に根ざしたアットホームな動物病院づくりを目指している。
石原さくら
猫写真家・猫研究家。キャッテリーや猫カフェも運営。愛玩動物飼養管理士1級。



