愛らしい表情と予測できない独特な動きで人間を魅了し続ける猫。日々まったりのんびりと生きているように見える彼らですが、実はその動きの全てに理由があることはご存じですか?
猫の習性や、ちょっとしたゆる雑学などを1冊にまとめた『猫にまつわるコトバがぜんぶわかる!ねこまみれ事典』では、「意味は分からないけど、ただかわいいと思っていた」猫の行動の秘密が細かく紹介されています。
本記事では、その中から「猫の生態や行動」にまつわる部分を一部ご紹介します。
ナデナデを急に拒否するその心は? 猫のきもちが分かる雑学
甘噛みや「シャー!」という威嚇など、猫ならではの行動はさまざまそこには猫社会ならではの意味をもつことが多いようです。
1. 愛撫誘発性攻撃行動
猫をなでている時に、気持ちよさそうにしていたのに、急に引っかいたり嚙んだりしそうになることがあります。このことを愛撫誘発性攻撃行動といいます。これは、なでられている時間が猫の許容範囲を超えたから。人には、突然の行動に見えても、猫にはちゃんと理由があるのです。
2. あくび
猫のあくびは、人のように眠い時より、起き抜けによく見られます。それは、深い呼吸をすることで、脳を目覚めさせ、体を起こすため。また、猫特有のあくびとして、嫌なことがあったり、緊張したりした時に、自らを落ち着かせようとしてする転位行動のこともあります。
3. 遊び
猫の遊びは、野生においての狩りと同じ。本能に基づく行動です。とくに室内飼いの猫は、充分な運動量も確保できにくいので、飼い主がおもちゃなどで遊ばせることで、猫の欲求を満たしてあげられます。子猫期だけでなく、シニア猫になっても遊びは重要ですから、1日5分でもいいので、じっくり相手をしたいですね。
4. 後追い
猫はごはんを与えてくれる飼い主を、母猫と捉えている節があります。子猫は母猫のあとを追うものなので、その行動が染みついていることが。また、一緒に暮らす人のことをきょうだい的な仲間と捉えていることもあり、仲間の行動が気になって仕方ないのです。
5. 甘噛み
猫は子猫期に母猫やきょうだい猫とじゃれ合うなかで、嚙む力加減を習得していきます。軽く嚙むことを甘嚙みといい、いわば愛情のしるし。ですが、子猫期にこうしたコミュニケーションを学んでいないと本気で嚙むことがあり、注意が必要です。
6. 雨の日
雨が降っている日は、猫はおとなしい、またはよく寝ている、といわれます。それは、野生時代に、雨の日に狩りができず、じっとしていたことから。窓のそばで雨だれを追う猫の姿はなんともロマンチックに見えますね。
7. 家につく
昔から「犬は人につき、猫は家につく」ということわざがあります。群れで生きる動物の犬と比較した説で、単独行動で生きてきた猫は、自らを守るため、他者よりも生きていく環境のほうが重要だからなのです。とはいえ、猫が人につかないわけではなく、猫にとって飼い主は、家と同じ意味をもつ「安住の地」のようですよ。
8. 威嚇
俗に猫が「シャーッ」と鳴く行動のことで、鳴いている顔は口角も目も吊り上がって犬歯が丸見えになるため、怒っていると思われがち。ですが、猫の心理としては「怖いよ~」との意味が大半。野生では敵意を表す時にも見せる行動です。



