【主菜】乾燥マッシュポテト
食べやすい大きさに丸めてサッと焼く、コンソメ顆粒と多めのお湯でスープに、細かくしたパリパリ麺を使ってコロッケ風にするなど、いろいろ使えます。
【主菜】魚肉ソーセージ&チーズかまぼこ
おやつやおつまみにぴったりの魚肉ソーセージやチーズかまぼこ。災害時は食事が炭水化物に偏りがちなので、ツナやサバの缶詰と同様に、手軽にたんぱく質がとれる魚肉ソーセージもそろえておくと安心です。
加熱殺菌されているので常温で保存でき、賞味期限が約90日と長めなので、普段から買い置きしておくと非常時に役立ちますよ。
ちなみに魚肉ソーセージのフィルムがオレンジ色なのは、紫外線によるソーセージの変色を防ぐため。保存は常温でOKですが、直射日光が当たらない場所にしましょう。
【野菜・果物】野菜ジュース、野菜チップス、ドライフルーツなど
災害時に手に入りにくいのが生野菜やフルーツ類。じゃがいもや玉ねぎなどの根菜類は日持ちするので、普段から多めに買っておくのがいいですね。
非常食としては、野菜ジュースやチップス、ドライフルーツやナッツなどを常備しておくのがおすすめです。生野菜より栄養価が低くなりますが、不足しがちなビタミンやミネラル、食物繊維が摂取できます。
【栄養補助】ミロ、グラノーラ、オートミール
筆者が毎日のように飲んでいるのが粉末の麦芽飲料「ミロ」。鉄分、カルシウム、ビタミンDなど、いつもの生活でも不足しがちな栄養素が補給できるので重宝しています。栄養バランスが崩れがちな災害時にも手軽に取り入れやすいですよね。
画像は袋タイプですが、災害用に買っておくなら個包装のスティックタイプがおすすめ。水で溶かして飲むだけでなく、常温保存できる豆乳で割ったり、ペースト状にしてパンやビスケットに塗ったりと、非常時でもアレンジができます。
また、グラノーラやオートミールなどのシリアル食品も、食物繊維や鉄分、ミネラルなどが含まれているので、非常食として役立ちます。
【持ち歩き用】プロテインバー、キャラメル、ようかん
災害は家にいる時に起こるとは限りません。外出先でも困らないよう、持ち歩きできる小さな食品を用意しておきましょう。おすすめはプロテインバー。たんぱく質を中心にビタミンやミネラルも含まれていて、腹持ちが良いです。
また、ようかんやキャラメルなどの甘いものもエネルギー源になるので、カバンに入れておくといいですね。
食べたことがない非常食ばかりだと、とっさの事態に作り方が分からなかったり、好みが合わなかったりすることもあるかもしれません。不安な災害時でも、食べ慣れた食品を非常食にすることで、食事の時間だけはホッとできるはず。
いつもの買い物にプラスアルファで災害に備えてみてはいかがでしょうか。
この記事の筆者:田窪 綾 プロフィール
調理師免許を持つフリーライター。約8年間のレストラン・キッチン勤務経験を生かし、食分野を主軸に活動中。飲食店&新商品取材、オーナーインタビュー、グルメコラムを中心に、「ツギノジダイ」「近代食堂」など複数メディアで執筆を行う。