買収騒動、創業者の離脱……揺れるSMの救世主!? 7年ぶりの新K-POPグループ「RIIZE」に期待が高まるワケ

韓国の大手芸能事務所・SMエンターテインメントから数年越しにお披露目された新グループ「RIIZE」。圧倒的なビジュアルと卓越したパフォーマンススキルで、大きな注目を集めています。そんな彼らの魅力について、K-POPゆりことZ世代編集者がゆるっと語ります! ※サムネイル写真:YONHAP NEWS/アフロ

M世代の韓国エンタメウォッチャー・K-POPゆりこと、K-POPファンのZ世代編集者が韓国のアイドル事情や気になったニュースについてゆるっと本音で語る【K-POPゆりこの沼る韓国エンタメトーク】。韓国エンタメ初心者からベテランまで、これを読めば韓国エンタメに“沼る”こと間違いなし!
K-POPゆりことZ世代編集者がゆるっとトーク
K-POPゆりことZ世代編集者がゆるっとトーク

#26のテーマは2023年にデビューした注目のボーイズグループについて。その中でもSMエンターテインメント(以下、SM)から数年越しにお披露目された新7人組グループ「RIIZE」をフィーチャー。すでに今後のK-POP界の“主役”になるオーラを感じる彼らの魅力について語ります!

【前回の記事「私たちが「NewJeans」に“ザワつく”理由」(#25)はこちら

2023年にデビューした注目のボーイズグループ

RIIZE ※写真:YONHAP NEWS/アフロ
RIIZE ※写真:YONHAP NEWS/アフロ

編集担当・矢野(以下、矢野):今回は僕からテーマをリクエストさせていただきました。ぜひ、今すぐRIIZEについて語りたいです!と。新曲『Talk Saxy』も出たばかりで、一番目が離せないグループだと思っています。

K-POPゆりこ(以下、ゆりこ): 「ウェルカムです!」と即答しましたね。私もとても気になっているグループだったので、むしろこちらからご提案しようと思っていたところでした。加えてBOYNEXTDOOR(以下、ボネクド)やZEROBASEONE(以下、ゼべワン)など2023年デビュー組のボーイズグループはそれはもうキラッキラで前途有望すぎる。

矢野:僕もその2組は知っていて、曲もバッチリ聞いています! HYBE傘下のレーベルから出てきたボネクド、そしてゼべワンはオーディション番組の出身ですよね? そこにSMのRIIZE。3組とも雰囲気やバックグラウンドが全く違うように思います。

ゆりこ:矢野さんの推しはその中でもRIIZEなんですよね。

矢野:はい。ボネクドは、まだ20代の僕が聞いても「もっと若い子に向けた曲なのかな?」と思わせる何かがありました。曲からは溢れ出るような勢いを感じますし、さらに人気が出てくるんだろうなと思いつつ。

ゆりこ:その受け取り方はあながち間違っていないというか、ボネクドの“狙い通り”とも言えます。彼らのグループ名が表す通り「BOYNEXTDOOR」は“隣の身近な男の子”。つまり、等身大の彼らの声、同世代に共感される音楽を届けるというのが彼らのコンセプトだそうですから。

矢野:ううっ……。もう共感しきれない大人側になってしまったということなのか。

ゆりこ:私もターゲットの年齢層から外れてしまっているのですが、意外にもハマれたんですよ! 曲とMVが“1つの物語”として非常に面白くて。ボネクドは点で見ずにつながった線として楽しむグループだと思ったのです。

次ページ
わくわくが止まらない! 「ボネクド」が秘めているもの……
Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

編集部が選ぶおすすめ記事

注目の連載

  • 「港区女子」というビジネスキャリア

    港区女子は、なぜここまで嫌われる? 自活する女性から「おごられ」「パパ活」の代名詞になった変遷

  • ヒナタカの雑食系映画論

    草なぎ剛主演映画『碁盤斬り』が最高傑作になった7つの理由。『孤狼の血』白石和彌監督との好相性

  • 世界を知れば日本が見える

    もはや「素晴らしいニッポン」は建前か。インバウンド急拡大の今、外国人に聞いた「日本の嫌いなところ」

  • 海外から眺めてみたら! 不思議大国ジャパン

    外国人観光客向け「二重価格」は海外にも存在するが……在欧日本人が経験した「三重価格」の塩対応