買収騒動、創業者の離脱……揺れるSMの救世主!? 7年ぶりの新K-POPグループ「RIIZE」に期待が高まるワケ

韓国の大手芸能事務所・SMエンターテインメントから数年越しにお披露目された新グループ「RIIZE」。圧倒的なビジュアルと卓越したパフォーマンススキルで、大きな注目を集めています。そんな彼らの魅力について、K-POPゆりことZ世代編集者がゆるっと語ります! ※サムネイル写真:YONHAP NEWS/アフロ

わくわく! ドキドキ……「ボネクド」の今後

ゆりこ:ボネクドがデビュー時に出した1st Single『WHO!』に入っている3曲を、私は勝手に「初恋3部作」って呼んでいるのですが、1曲目で恋に目覚めて、2曲目で告白しようと決意して、3曲目で思いを伝えにいくんですよ。MVを順番に見るとヤンチャ男子目線の短編ラブコメみたいになっていて。

矢野:あぁ、その甘酸っぱすぎる感じが僕にとってはすでに“遠い日々”に感じたのかもしれません……。

ゆりこ:もう年が離れすぎて、純粋に物語として楽しめた部分はある。で、さらに面白いなって思ったのが約3カ月後に出した1st EP『WHY..』を聞いたら、冒頭ですでに恋人と別れてたの(笑)。早い、早すぎるよ、青春のスピード感!

矢野:一旦は成就したのですね、ボネクドの初恋は(笑)。

ゆりこ:その、一時的に盛り上がったであろう「ハッピーなお花畑期間」は描かないのも、新人の売り方としては巧みだと感じますし、ボネクドらしさがそこにあるのでしょうね。MVの中の彼らがすごい勢いで成長して、変化していくストーリーも“この先を見たいな”と思わせますし、同時に実際のメンバーの顔つきもどこかちょっと変わっているように見えました。前作から撮影期間はそんなに空いてないんでしょうけれど。来年はもっと違う顔、違うクリエイティブを見せてくれるんだろうなと期待させる。

矢野:めちゃくちゃ推していますね。そういう見方でもう一度ボネクドをおさらいしてみようかな。そしてそろそろ本題のRIIZEに……。

ゆりこ:そうでした。最初に矢野さんがRIIZEにグッときた部分ってどういうところだったんですか?

次ページ
まだまだやるじゃん! 新生・SMの希望の光
Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

編集部が選ぶおすすめ記事

注目の連載

  • ここがヘンだよ、ニッポン企業

    のび太のように「運動神経のない子」を徹底的に見えない化! 運動会の「教育的配慮」はアリかナシか?

  • ヒナタカの雑食系映画論

    2024年「秋のアニメ映画ランキング」を作ってみた。TOP3それぞれの「言葉に頼らない」表現の素晴らしさ

  • アラサーが考える恋愛とお金

    正社員を辞めて「収入が2倍」に。新法施行に注目が集まるフリーランス、妊娠や出産への懸念を聞いた

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    東京メトロは上場でどう変わる? 新線建設、都営地下鉄との一元化…鉄道専門家の見立て