人気SNS「Facebook」を運営していることで知られるアメリカのメタ社が、「X」(旧Twitter)の強力なライバルとして「Threads(スレッズ)」を発表したのは、7月5日のことだ。
5日間で1億人がダウンロード
Threadsはサービス開始後、史上最速レベルでユーザー数が増加。最初の5日間で1億人がダウンロードした。X(旧Twitter)のイーロン・マスク氏も、同社に対抗しようとするメタ社を率いるマーク・ザッカーバーグ氏に、挑発ポスト(旧ツイート)をするなどして話題になっていたこともある(その直後Xに名称を変更したマスク氏も、Threadsを話題作りに利用した可能性もある)。
だがThreads人気は、そのあとすぐに失速。今では既に過去のものとなりつつある。ロイター通信の報道によると、ザッカーバーグ氏は7月末、Threadsのダウンロードが激減し、登録者の半分も定着していないと社員向けに明らかにしたという。
SNS戦国時代
ただこの「騒動」から分かる通り、世界で約48億人が利用しているSNSは、もはや個人や企業にとって欠かすことのできないインフラのようなサービスとなっていて、その動向についての注目度はやはり高い。それぞれが特徴を持ったサービスがいくつも存在し、戦国時代ともいえるような状況にある。
興味深いのは、SNSについては世界を見てみると、国によって人気のサービスが異なるところだ。そこで、世界のSNS事情を見ていきたい。