【SixTONES・松村北斗】朝ドラでは“稔さんロス”を生み、新海誠も太鼓判! 天才演技派アイドルの魅力

ジャニーズ事務所所属の6人組男性アイドルグループ「SixTONES(ストーンズ)」の魅力を、元テレビ局スタッフの筆者が解説。今回は俳優としても人気の松村北斗さんの魅力に迫ります。(サムネイル画像出典:SixTONES公式Instagram)

各メンバーが俳優業やバラエティ番組で活躍し、大きな人気を獲得しているジャニーズ事務所所属の6人組男性アイドルグループの「SixTONES(ストーンズ)」。

8月30日にはニューシングル『CREAK』の発売を控え、下半期もまだまださらなる活躍が期待されています。

そんなSixTONESメンバーの魅力を、元テレビ局スタッフの筆者が1人ずつ紹介。今回は、俳優として活躍する松村北斗さんをピックアップします。
 
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『パーフェクトワールド』『カムカムエヴリバディ』で一気にブレーク


ダンス・歌唱ともにレベルが高く、イケメンでファッションセンスもあり、料理も得意で芸術にも造詣が深い……。

そんな各方面で完璧な松村さんの1番の魅力といえば、何と言っても演技力の高さです。その実力がまず認められたのが、2019年に放送された『パーフェクトワールド』(フジテレビ系)。松村さんは、松坂桃李さんが演じた主人公・鮎川樹の同僚で友人の渡辺晴人役を担当。晴人は、足に障がいを持ち義足で生活を送る難しい役でした。

松村さんは、障がいを持ちながらも明るく懸命に生きる晴人をイキイキと表現し、ドラマに躍動感を与えました。丁寧に晴人を演じたことで松村さんの俳優としての評判が一気に上がることになります。

そして、そんな松村さんを一気にファン以外にも知らしめることになったのが、2021年に放送されたNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』での雉真稔役です。上白石萌音さんが演じた初代ヒロイン・安子の夫で、数々の名場面を共に生み出し続けました。

稔は知的な青年で、英会話を熱心に学びジャズを愛していました。優しい笑顔が魅力的なキャラクターで、松村さんは知性と品格にあふれる稔を繊細に演じました。誰もが安子と稔の幸せを願いましたが、2人の仲を太平洋戦争が引き裂くことになります。夫婦として新たな一歩を進もうとしたときに稔は戦地に行くことになり、最期は自分の子どもの顔を見ることもなく戦死してしまいます。あまりに人気が高かった役で、SNSでは「稔さんロス」がトレンドになったほど。多くの視聴者の心を、松村さんの演技がとりこにしていた証拠となりました。
 

声優としても輝きを見せた『すずめの戸締まり』

活躍はドラマだけでなく、『坂道のアポロン』『ライアー×ライアー』などヒット映画にも出演し、存在感を見せてきた松村さん。そんな俳優活動の中で、大きな話題を集めたのが新海誠監督の劇場版アニメ作品『すずめの戸締まり』における声優への挑戦でした。大ヒットを記録した作品で、松村さんが演じたのは “閉じ師”である宗像草太。準主役的な立ち位置で、物語のキーを握るキャラクターでした。
 


声優初挑戦とは思えないほどの堂々とした芝居を披露し、新海監督からも大絶賛を受けた松村さん。閉じ師という特殊な役目を負っている難しい役の草太を、ときにはユーモアも交えながら見事に演じて高い評価を得ることになります。

その演技力は、現在放送中の『ノッキンオン・ロックドドア』(テレビ朝日系)でも発揮されています。松村さんは探偵の御殿場倒理を演じ、傍若無人な言動の多い変人ながら、抜群の推理力で不可能と言われる犯罪トリックを見破り続けます。クールでいてユーモアもあり、さらにセクシーな探偵役を魅力たっぷりに演じています。

今後は、10月13日に『キリエのうた』、2024年2月に『夜明けのすべて』と映画作品の公開も控えている松村さん。さらに磨きがかかり、進化していく演技に注目です。

 

この記事の筆者:ゆるま 小林
長年に渡ってテレビ局でバラエティ番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。

 

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