#22のテーマは「K-POPの推し活とお金」について。近年は無料で楽しめるコンテンツが増えたものの、ハマればハマるほどライブに行きたくなったり、ついついグッズを買ってしまったりするのがファン心理。ファンの皆さんがいくら使っているのかも気になるところです。さらに航空券代の高騰や円安傾向が止まらない今、「推し活渡韓」にかかる最低価格とは!?
【前回の記事「1席24万円!? 超高額チケットにK-POPファン物議」(#21)はこちら】
ライブのチケット代、日本はまだ安い方ってホント!?
編集担当・矢野(以下、矢野):先日SKY-HIさんがラジオ番組『DIVE TO THE NEW WORLD』(J-WAVE)で興味深いお話をされていました。実は日本のアーティストもチケット代1万円では、運営側としては厳しいそうなのです。BLACKPINKの公演だって海外だったら2~4万円。でも日本でその価格設定にしちゃったら、現在の日本の経済状況や可処分所得から考えると難しいよねって。
K-POPゆりこ(以下、ゆりこ):日本の某グループのライブで「アーティストが全く見えない席が販売されていた」と非難の声が上がり、事務所が謝罪していましたが、そういった運営側の厳しい状況が露呈してしまったのかもしれません。運営側とファンのシビアなお財布事情は、国全体の経済とも結びついているので簡単に解決策が見つからない部分です。
矢野:今はYouTubeやサブスクで手軽にK-POPコンテンツを楽しめる時代。でもやっぱりハマればハマるほどライブにも行きたくなりますし、グッズも欲しくなり、どんどんお金が出ていきますよね。
ゆりこ:ちりも積もれば……と言いますし、推し活をする中で「お金」は向き合わざるを得ないテーマ。すぐには国の経済状況も変わらないですし(苦笑)。
矢野:以前、ゆりこさんは「ATMと自虐できるうちは大丈夫」と言っていましたが、やっぱり推し活以外の生活もあるので「推し活貧乏」は避けたいところ。ちなみにK-POPファンって具体的にどのぐらい「推し活」にお金を使っているのでしょう? 平均的に。