楽しくも悩ましい……「推し活費用」が増えてしまう要因とは
ゆりこ:ベースはそこでしょうね。地方にお住まいの場合は交通費や宿泊費もかかりますよ。JR東海、JR西日本、JR九州によれば東海道・山陽・九州新幹線も2023年秋から乗車料金が上がるそうですよ(※エクスプレス予約、スマートEX使用時)。あとはカムバ(新曲発売)したときにどれだけCDを買うのか、グッズをどれだけ買いそろえるか。さらにお誕生日(センイル)広告企画やファン主催イベントに参加するとプラスでお金がかかります。
矢野:そこに加えて「複数公演を追っかける」「海外・ソウル公演まで行く」という追加要因が加わると、費用が倍増するという。
ゆりこ:特に近年リアル開催のライブがなかった分、K-POPに限らず「生のパフォーマンスが見たい」という欲が全体的に高まっているように感じます。
矢野:コロナ禍の中でK-POPにハマって、「ようやく会いに行ける!」という人もいらっしゃるでしょう。今後「推し活費用」は増加傾向に進む気がしますね。
ゆりこ:同感です。さらにチケット代もペンライト代も気付いたら数千円値上がりしていますし。人気グループの場合、両方買ったら1万8000円ぐらいすることも。インフレの波がここにも来たのかって……。
ゆりこ:韓国行きの航空券やホテル代も軒並み値上がりしていますしね。ソウルコン(韓国ソウルでのコンサート)のチケッティングに成功した後も、安い航空券のチケッティングが待っている。そこに円安が加わって、なかなかのハードモードですね。
矢野:今、韓国までライブを見に行くと旅費はいくらぐらいかかるのでしょうか?