意外と知らないグルメのひみつ 第29回

目玉焼きは「焼き方」で名前が変わるって知ってた? 価格高騰中の卵を何倍もおいしく焼く2つのコツ

【調理師免許を持つグルメライターが解説】卵の価格が高騰している昨今。失敗せず、自分で思う通りの焼き加減をマスターできたら良いですよね! 今回は焼き方で名前が変わる目玉焼きの種類と、きれいにおいしく焼くコツを紹介します。

目玉焼きのコツ1:卵の殻が入らないようにするには?


フライパンの上で直接卵を割り入れることが多い目玉焼き。「ついうっかり卵の殻まで入ってしまった……!」なんてことはありませんか?
 
卵の殻が入らないようにするコツ、それは「割る時の場所」に注意をすることなんです。フライパンやお茶碗の縁、机の角に打ち付けて卵にヒビを入れるのはNG。角度の衝撃で殻が卵の内側に入ってしまうため、白身と一緒に殻が入ったり、傷ついて黄身が割れたりしてしまいます。
 
卵は、台などの平らなところや、お茶碗やボウルなどの湾曲部分に打ち付けた方が上手に割れます。複数の卵を使う場合は、卵に卵を打ち付けてもOK。片方にだけ衝撃がかかるので、両方割れてしまう心配はありません。
 

目玉焼きのコツ2:白身が広がりすぎないようにするには?


目玉焼きを焼く時、白身が広がってしまい、あまりきれいに仕上がらないことがあります。これを防ぐにも、ちょっとしたコツがあるんです。
 

卵には、卵黄の周りを囲むプリっとした濃厚卵白と、サラサラとした水溶性卵白があります。白身が広がりすぎない目玉焼きを作るには、水溶性卵白を取り除けばOK。卵を1度ザルで濾し、水溶性卵白を落としてから焼けばきれいな仕上がりになります。

思い通りの仕上がりにするのが意外と難しい「目玉焼き」。今回ご紹介した焼き方やコツを実践して、お好みの目玉焼きを試してみてはいかがでしょうか。


>最初から読む


【おすすめ記事】

意外と知らない卵料理「ポーチドエッグ」を作るコツは? 「温泉卵」とはどう違う? 【レシピ付き解説】
お米はなぜ「洗う」ではなく「研ぐ」と言うの? 研がずに炊いたらどうなる?【グルメライターが徹底解説】
物価高の今、頼りになる食材! 価格安定&栄養たっぷりの「スプラウト」ってどんな野菜?
【ジブリ飯】憧れの「ラピュタパン」再現! とろっとした目玉焼きはどう作る? 市販&手作りパンで食べ比べ
【スタバ再現】コーヒーに合う! “レジ横”のペストリー「キャラメルトフィースコーン」を作ってみた
Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

連載バックナンバー

Pick up

注目の連載

  • ヒナタカの雑食系映画論

    『猫の恩返し』が大好きな人に見てほしい。最新「猫映画」5作品でほっこり癒されまくろう

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    東海道新幹線の「個室」が100系以来、四半世紀ぶりに復活! 「どこに設けられる?」JR東海に聞いた

  • AIに負けない子の育て方

    多様化する中学受験…実施校が爆増した「新タイプ入試」「英語入試」に受かるのはどんな子か

  • 海外から眺めてみたら! 不思議大国ジャパン

    日本人には日常すぎて衝撃! 外国人が「最高に素晴らしい!」と称賛する日本のいいところ厳選3