恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」 第61回

JR九州で活躍中“現役最古”の人気SLが引退を表明、修復作業の困難さが理由

JR九州の「SL人吉」牽引機として知られるハチロク。大正11(1922)年11月18日生まれなので、まもなく100歳の誕生日を迎える。しかし、寄る年波には勝てず、2024年3月での引退が公表された。2度の復活という数奇な運命をたどったSLについて振り返っておこう。

100歳の誕生イベントと引退発表

さようなら、ハチロク

こうした事情から、2022年11月18日の100歳記念イベント(熊本~八代間で特別運行)を行い、その後、1年少々の猶予をもっての引退を発表したのである。
 

引退後の処遇については、保存の在り方や保存場所など詳細は現段階では何も決まっていない。
 

ファンとしては、肥薩線が復旧するのなら、再度雄姿を見たいものだが、3回目の奇跡の復活は、どうやら夢物語に終わりそうである。   

取材協力=JR九州


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