2022年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の世界観を紹介する「大河ドラマ館」が3月1日、「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム」を会場としてオープン。どのような展示が楽しめるのか、見どころを紹介します(画像は筆者撮影)。
「大河ドラマ館」はどこにある? 入場料は?
大河ドラマ館は、鎌倉駅から徒歩約10分、鶴岡八幡宮(ツルガオカハチマングウ)の境内にある「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム」が会場です。
三ノ鳥居から参道をまっすぐ進むと左側に看板があります。
チケットカウンター、入口は建物の裏側へ。
入場料は、大人(高校生以上)1000円、子ども(小中学生)500円。入館時にもらえるパンフレットを提示すると、鎌倉国宝館と鎌倉歴史文化交流館(平常展 各大人300円、小人100円 ※2022年1月1日現在)へも各1回無料で入場できます。
事前にオンラインでチケットを購入しておくことも。日時を指定して購入するため、混雑時でも待つことなく入場可能です。
みんな「武衛」になれる!? 大倉御所を再現したフォトスポットも
「大河ドラマ館」の展示は2階フロアで展開しています。館内には、主人公・北条義時役の小栗旬さんや源頼朝役の大泉洋さん、北条政子役の小池栄子さん、源義経役の菅田将暉さんらの等身大パネルやドラマ内で着用した衣装、小道具、出演者のサイン色紙など約100点が観覧可能です。
必見なのは、鎌倉幕府の中枢となる大倉御所を再現したジオラマ(撮影不可)。現存していないため、歴史書『吾妻鏡』をもとに専門家監修のもと制作されました。平安貴族の邸宅「寝殿造」であることがわかります。モニターに各所の説明が出てきますので、大倉御所を舞台に巻き起こる今後のストーリーに思いを馳せ、じっくりと眺めてみてはいかがでしょうか。
この大倉御所の一画をリアルに再現したフォトスポットも用意されています。烏帽子(えぼし)をかぶっての撮影もOK。烏帽子は頼朝のかぶる立烏帽子、義時らがかぶる折烏帽子の2種類が用意されていますので、「みんな武衛(ぶえい)」気分に浸れそう。
非接触型のインタラクティブな仕掛けも
随所に設置されている「登場人物紹介サイネージ」は、センサーに手をかざしてカーソルを動かす非接触型となっています。カーソルを動かすにはちょっぴりコツがいりますので、スタッフに聞きながら操作してみてください。
また、会場中央にある、横11m×縦2.4mの巨大スクリーンには、実際にドラマ内で使われている背景映像・静止画(全5シーン)が映し出されています。こちらを背景にしての撮影も可。複数人が手を挙げるとセンサーが反応し、風景が切り替わります。
このほか会場内に居合わせた13人が並んで手を挙げると、小栗旬さん演じる北条義時が登場する特別映像が流れる仕掛けも。ドラマのテーマである「合議制」をイメージしたシステムとなっているので、呼吸を合わせてチャレンジしてみて。
4Kシアターではドラマを深堀りした迫力の映像が展開
会場奥の「4Kシアター」では、出演者の独占インタビューなどドラマの魅力を紹介する映像(約11分)と、音楽・時代考証・演出など舞台裏に迫る映像(約12分)が上映。4Kスクリーンに映し出される映像や音楽は迫力満点です。
大河ドラマファンの筆者としては、最新の学説を取り入れたという「密旨」のエピソードについての裏話や、第5話「兄との約束」の名場面、義時・宗時兄弟の別れのシーンの撮影秘話に胸が熱くなりました。
同じ2階フロアにある第2展示室では、出演者のサイン色紙が展示されています。こちらもお見逃しなく。
ミュージアムショップは誰でも利用可
1階のミュージアムショップでは、オフィシャルグッズをはじめとする関連商品や鎌倉土産を販売しています。
同ショップならではのレアアイテムは、こうじょう雅之氏が北条義時を題材にして描いた墨絵武人画を使ったTシャツ(税込3850円)。こちらと鎌倉市観光協会でしか発売していません。同じ画を使ったフーデットパーカー(税込7920円)もあります。
また、ショップを訪れた多くの方が手に取っていたのは、色鮮やかな缶に入ったクランチ菓子(3種、税込1500円)。食べ終わった後の缶の使い道を考えるのも楽しい!
このほか、御朱印帳や手ぬぐいなどのグッズも並びます。ミュージアムショップはチケットがなくても利用できますので、鎌倉散策の途中でお土産を選ぶのもおすすめです。
「鎌倉殿の13人 大河ドラマ館」情報
期間:2022年3月1日(火)~2023年1月9日(月・祝日)
時間:通常期9:30〜17:00(最終入館は16:30)
場所:鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム(鎌倉市雪ノ下2-1-53 鶴岡八幡宮境内)
入場料:大人(高校生以上)1000円、小人(小中学生)500円
※割引対象者:身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の所持者
※無料対象者:小学生未満の未就学児、上記障害者手帳所持者の介護者1名
※大河ドラマ館パンフレットの提示で鎌倉国宝館と鎌倉歴史文化交流館へ各1回無料入場可(2023年3月31日まで)
URL:https://taiga-kamakura.jp/
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