「歳だから」という魔の言葉は封印すべし。精神科医・和田秀樹が語る、60歳から心身の若さを保つ方法

「もうこんな歳だから」が口癖になっていませんか? その言葉、気持ちを萎えさせ、脳も体も老けさせます。精神科医・和田秀樹氏が、今ある力を使い続け、60歳から心身の若さを保つ方法を解説します。(画像出典:PIXTA)

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「もうこんな歳だから」という言葉は封印する

ぜひ大切にしていただきたいのが、これからは一切、「もうこんな歳だから」という言葉を口にしないということです。「もう自分は歳だから」というワードは、気持ちを萎えさせ、脳も体も老けさせてしまう、魔の言葉です。

人はいくつになってもずっと進化できるものですし、頭だってよくなります。思考と習慣を変えれば、これまで見たこともなかったような自分に出会うことだってできるでしょう。

そのようにさまざまな可能性があふれているなかで、年齢を言い訳に自分の未来を諦めてしまうのは、とてももったいなく、そして賢いとは言えない生き方だと思います。

外見の若返りは内面の若返りを促す

たとえば外見にしても、「若作りと言われたくないから」などと言わず、好きなファッションを楽しんだり、スキンケアに力を入れたりしてみましょう。シミやシワ、たるみなどが気になるのであれば、美容医療などの力を借りるのも大賛成です。

外見の若返りは内面の若返りを促進します。たとえば老人ホームなどでも、女性の入居者に化粧を施すと、とたんに背筋がシャキッと伸びたりするそうです。

男性は女性に比べ、外見にあまりこだわらない傾向がありますが、容姿を若々しく保つことは、脳・体・心のアンチエイジングにつながりますから、ぜひ力を入れたいものです。

自分で鏡を見て「なんだかイケてるな」と思えるルックスづくりに励むことが、結果的に生き生きとした脳を手に入れることにもつながるでしょう。

「いい歳をして」という他人の声を気にしない

自分らしく楽しみながら生きることを決意したときに重要なのは、世間体や他人からの評価など気にしないということです。

あなたが自分らしい道を気持ち晴れやかに歩み始めたとき、そこに対して横やりが入ることもあるかもしれません。「いい歳をしてみっともない」などと、羞恥心をあおり、抑えつけようとしてくる人もいるかもしれません。そのような声に、耳を傾ける必要はありません。

この歳まで、さまざまな忍耐や苦労があったことと思います。年齢を重ねるということは、そういったものからある程度解き放たれるということ。そんなふうにやっと自由を手に入れたにも関わらず、人目に怯え、やりたいこともやらないでいるなんて、とても馬鹿らしいことだと思いませんか?

これからの人生のなかで、今、この瞬間が一番若いのです。人からの評価に怯えることなく、自分が明るい気持ちでいられる道を歩んでください。

人目の奴隷にならない人こそ、真に賢い人なのだと思います。

脳と心が一瞬で整うシンプル習慣 60歳から頭はどんどんよくなる!
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著者:和田秀樹(精神科医)
1960年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、アメリカ・カール・メニンガー精神医学学校国際フェローを経て、現在は和田秀樹こころと体のクリニック院長。高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたって高齢者医療の現場に携わる。著書に『80歳の壁』(幻冬舎新書)など多数。

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