All About ニュース編集部が、その日ならではの記念日や暦の節目を紹介していきます。今回取り上げるのは、9月7日の「白露」。読み方に迷う言葉ですが、意味を知ると、この時期の朝の景色が少し違って見えてきます。
※日付は2026年のものです
>「白露」の基本データと、9月7日のそのほかの記念日をチェックする
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All About ニュース編集部
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9月7日は「白露」。読み方と、名前の由来になった朝の景色
「白露」は「はくろ」と読みます。1年を24等分して季節の移ろいを表す二十四節気のうち、15番目にあたる節気です。太陽黄経が165度に達したときで、近年の日付は9月7日か8日。2026年は9月7日がその日にあたります。名前の由来は、この時期に見られる朝の光景そのものです。9月に入ると夜間の気温が下がり、大気が冷えてくるため、空気中の水蒸気が草花に朝露となってつくようになります。その露が朝日の当たり方によって白く輝いて見える。つまり「白く見える露ができ始める頃」という意味で「白露」と名付けられました。
ちなみに「白露」は「しらつゆ」とも読まれ、こちらは秋の初めの情景を表す秋の季語としても使われています。
そしてもう一点、意外に知られていないのが“位置”の話です。旧暦では7月・8月・9月を秋としていたため、白露を迎えるこの日から「仲秋」、つまり秋の真ん中に入ります。体感はまだ夏の延長でも、暦のうえではすでに秋を半分過ぎたところにいるわけです。
この日から使える「白露の候」。手紙やメールで役立つ豆知識
二十四節気には、その日1日を指す使い方と、次の節気までの期間を指す使い方の2通りがあります。期間として見ると、白露は9月7日から次の節気「秋分」の前日である9月22日まで。ひとつ前の節気は「処暑」(8月23日頃)です。この期間を知っておくと、実務でも役に立ちます。手紙やメールの書き出しに使う時候の挨拶「白露の候」は、まさにこの9月7日から秋分の前日までのあいだに使えるもの。ほかに「白露の折から」「白露の砌(みぎり)」といった言い方もあります。9月上旬に「初秋の候」と書くか迷ったときの、ひとつの答えになるはずです。
さらに二十四節気を3分割した「七十二候」で見ると、白露の期間はこう移り変わります。
初侯・草露白(くさのつゆしろし/9月7日頃)は、白露と同じく草の露が白く輝く頃。次侯・鶺鴒鳴(せきれいなく/9月13日頃)は、セキレイという鳥が鳴き始める頃です。このセキレイは日本神話にも登場し、男女の神が結ばれるきっかけを教えたという話から「恋教え鳥」とも呼ばれています。そして末侯・玄鳥去(つばめさる/9月18日頃)は、春にやってきたツバメが子育てを終えて南へ帰っていく頃。来春までしばしのお別れ、というわけです。
なお、白露の期間には季節の行事が重なります。9月9日は五節句のひとつ「重陽の節句」で、菊の花を用いて長寿を喜ぶ日。さらに2026年の中秋の名月(十五夜)は9月25日(金)で、こちらは白露が明けた秋分の側に入ります。萩・ススキ・クズ・ナデシコ・オミナエシ・フジバカマ・キキョウの秋の七草を飾ってみると、暦の秋を先取りできるかもしれません。



