高校生の7割超がAIの助言で実際に行動。「みんなの前で告白して」で失敗も…AIに悩みを託す若者たち

塾選ジャーナルの調査では、高校生の67.0%が勉強、47.6%が恋愛の悩みをAIに相談。5人に1人がAIに名前をつけて呼び、7割超が助言を何らかの行動に移していました。都合の良い助言を求めてしまう高校生の実態を紹介します。

失敗事例:裏目に出た告白、学習計画の破綻、誤回答による時間の浪費

勉強の悩みでなかなか努力ができずに悩んでいると相談したらその時点で努力している証拠だしもう頑張ってるから大丈夫だよと言われたけど根本的に解決してないって言ったら何分間勉強して何分間休もうって言われてやってみたけど全然続かなかったしすぐにスマホを触ってしまった。(福岡県・高 2 女子)

好きな人にどうしたらうまくいく告白ができるか聞いたら、思い切ってみんなのいる前で告白してみたら?と返ってきたので、不安になりながらも勇気を出して告白してみたら「みんなのいる前だったら断れないとでも思ったの?ダサッ」と言われてしまった。(神奈川県・高1女子)

AIの解答を信じてそのままの方法で問題を解いた結果、問題の解答と違う値になっていて、テスト前の大事な時間を30分以上浪費してしまい、非常に不快な気持ちになり勉強意欲を削がれ、結果としてその日は勉強しなくなってしまった。(東京都・高2女子)

まとめ:便利だからこそ問われる「ツールと人格の境界線」

今回の調査から、高校生にとってAIは「便利な検索ツール」から「意思決定を委ねる相談相手」へと進化している様子がうかがえます。

日常の悩みや家族に関する相談など、人には相談しにくい悩みをAIに相談することで、メンタルケアとしても機能しているポジティブな側面もあると考えられます。

一方で、AIの「都合のいい言葉」を鵜呑みにし、学習の効率を落としてしまったり、人間関係を悪化させてしまうケースも見受けられます。人間の感情の機微や空気を読むことができないAIの助言を、そのまま現実世界に当てはめることのリスクも浮き彫りになりました。

AI時代の悩み相談において、AIを擬人化して愛着を持つこと自体は自然な流れかもしれません。しかし、最終的な決断や、人と人とのコミュニケーションにおける責任は自分自身にあるという「ツールと人格の境界線」をどう引くかが重要です。

便利で気軽な相談相手であると同時に、時に都合の良い言葉だけを返す存在でもあるAI。ツールとして活用しつつ、決断の最終判断は自分自身で行う姿勢が、これからの高校生に求められそうです。

アンケート調査概要

調査対象:全国の高校生(有効回答数103名)
調査時期:2026年6月29日〜6月30日
調査方法:インターネットを使用した任意回答
調査レポート名:「高校生のAI利用に関するアンケート」

※掲載しているグラフや内容を引用する場合は「塾選ジャーナル調べ:「高校生のAI利用に関するアンケート」」と明記し、『塾選ジャーナル』(https://bestjuku.com/shingaku/s-article/65346/)へのリンク設置をお願いします。
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この記事の執筆者:塾選ジャーナル編集部
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