都合の良さを自覚しつつも行動へ——AIが意思決定に与える影響
AIが身近な相談相手になる一方、その回答をどこまで信じ、行動に移しているのでしょうか。AIからの助言との向き合い方を見ていきます。
6割超が「自分の意思決定においてAIが重要」と認識
何かを決める際に、高校生はどの程度AIを重要視しているのでしょうか。
「AIが自身の意思決定にとってどの程度重要か」を尋ねると、「とても重要」11.7%、「やや重要」48.5%で、合わせて60.2%が重要と回答しました。日常の些細な選択から、学校を休むかどうかの判断まで、個人の意思決定においてAIが強く影響を及ぼす可能性がある現状が見えてきました。
75.7%が「自分に都合が良すぎる助言」と自覚している
AIはユーザーを否定せず、寄り添うような回答をする傾向がありますが、それに対して高校生も無自覚ではありません。
AIからの回答について、自分にとって都合が良すぎると感じたことがあるかを聞くと、「よく感じる」が31.1%、「たまに感じる」が44.6%で、合わせて75.7%が自分に都合が良すぎると感じたことがあると答えました。「あまり感じない」は21.4%、「全く感じたことはない」は2.9%でした。
AIの回答に甘さや肯定バイアスがあると理解しながら利用している学生が多いようです。
自覚しながらも4人中3人が「都合の良い回答」を受け入れる
※単一回答
さらに、AIが自分に都合の良い回答をしていると「全く感じたことがない」人をのぞいた100人に「都合が良すぎると感じても、回答を受け入れたことがあるか」を聞きました。
その結果、「よくある」25.0%「たまにある」49.0%で、合計74.0%が受け入れた経験があると回答しました。都合の良さを自覚しながらも実際にはおよそ4人に3人がその回答を受け入れる傾向にあり、AI の肯定的な言葉に流されやすい様子がうかがえます。
72.8%がAIの助言をもとに「実際の行動」へ移す
その結果、「そのまま実行したことがある」は18.4%、「一部だけ実行したことがある」は54.4%で、合わせて72.8%の人が何らかの形で行動に移したと回答しました。



