『TOKYO BURST-犯罪都市-』水上恒司が最大の「勝因」かつ福士蒼汰が「ヤバすぎる」理由を全力解説!

『TOKYO BURST-犯罪都市-』は水上恒司が最大の「勝因」かつ福士蒼汰が「ヤバすぎる」理由がある映画でした!凄まじいアクションの中でもMVPとなるのは誰?という点も踏まえて、5つのポイントから魅力を解説しましょう。(※画像出典:(C) 2026「TOKYO BURST」フィルムパートナーズ)

3:息を吸うように暴力をふるう福士蒼汰が「シリーズ最恐」だった

そして、やり方が強引ながら確かな善性を感じさせる警察チームに対して、悪党たちは「こんなに悪いやつがいるのかよ!」と良い意味で引いてしまうほどに“最凶”です。
福士蒼汰
(C) 2026「TOKYO BURST」フィルムパートナーズ
特に、犯罪集団のボス役の福士蒼汰は、「まるで息を吸うように」暴力をふるい、殺人を重ね、そこにまったく躊躇(ちゅうちょ)が感じられない、時にはそれを「当然の権利」のように主張します

そのサイコパス性は、動きのキレと表情の邪悪さも相まって、人によってはトラウマになってもおかしくない、アイドル的な人気のある福士蒼汰のイメージを根底から覆すほどに「容赦なし」でした。
『犯罪都市』シリーズは悪党がいずれも強くて恐いのですが、今回の福士蒼汰がシリーズで「最恐」でしょう。
犯罪都市
(C) 2026「TOKYO BURST」フィルムパートナーズ
福士蒼汰と行動を共にする冷徹な殺し屋を演じるのは、韓国のベテラン俳優オム・ギジュン。こちらは暴力性が前面に出ているわけではない、「理性的」な印象を持ちますし、だからこそサイコすぎる福士蒼汰と「良いコンビ」に思えるのも、また恐ろしく映ります。
オム・ギジュン
(C) 2026「TOKYO BURST」フィルムパートナーズ
さらに、闇バイトグループのリーダー役のとにかく明るい安村もまたハマりすぎて「そういう人」にしか見えないほど。そのように悪党たちのエクストリームな悪さにもぜひ期待してほしいのです。

一方で、『犯罪都市』全シリーズに出演しているパク・ジファンが、おなじみの「権力者に露骨にすり寄る小悪党」をコミカルに演じていたりもします。ファンサービスであると同時に、彼がヤバすぎる悪党たちとの対比となり、むしろホッとさせる効果を生んでいたりもしました。
犯罪都市
(C) 2026「TOKYO BURST」フィルムパートナーズ
ほかにもクスッと笑えるコミカルなシーンがあり、「悪いヤツが本当に悪すぎて陰惨さを過剰に感じてしまいそうだけど、ユーモアが絶妙にブレンドされているのでちょっとだけ安心できる」というのも『犯罪都市』らしさでしょう。
実際に『犯罪都市』の主演で、本作でアソシエイト・プロデューサーを務めているマ・ドンソクは「アクションとカタルシスとユーモアが、このシリーズの最も大事な着想点です」と語っていたそうで、まさに本作でもそこを大事にしてくれたのです。

特にシリーズおなじみの、「恐怖の取り調べ」が行われる「真実の部屋」のシチュエーションで、『犯罪都市』のファンはそのことを強く感じられるはずですよ。

4:アクションのMVPは、実はあの人!

本作の最大の魅力といえば、やはり苛烈かつスピーディで、時にはスケールの大きさをも感じさせるアクションシーンでしょう。前述してきた水上恒司、ユンホ、福士蒼汰、オム・ギジュンという4人それぞれに「固有のファイトスタイル」がある、バラエティ豊かな格闘にも注目してほしいです。

そして、アクションの数々の中でも、実はMVPとなるのは、歌舞伎町最大のホストグループの総帥を演じた上田竜也なのかもしれません。
上田竜也
(C) 2026「TOKYO BURST」フィルムパートナーズ
実際に20年のボクシング歴も生かされたそのパンチは「速すぎてカメラが追えず、スピードを少し落としてもらう」こともあったのだとか。髪形やカリスマ性によるインパクトもさることながら、その鍛えられた肉体美もとんでもないことになっていました。

5:ばら撒かれたのは本物の紙幣だった!

そのほかのアクションのシチュエーションは「えっ!?そんなことになるの!?」「よくこの撮影を実現させたな!」という驚きがあるため、大部分は伏せておきましょう。それでも、1つだけ挙げておくとすれば、「新宿アルタ前を完全封鎖」して行われた撮影が、本作のハイライトといえます。
「お札がばら撒かれてそこにいた大衆たちが群がる」シーンがあるのですが、なんと紙幣の全てが本物で、合計で800万円が宙に舞ったものの、エキストラの方々がきちんと拾って、ほぼ全額が戻って来た(ただし5万円ほどはおそらく風に舞って紛失してしまった)のだとか。

撮影の許可取りはもちろん、安全性の確保も難しいであろう撮影をほかにも実現しており、「妥協しないアクション」を構築したことに感動したのです。

そのクオリティーの高さは、日本のスタッフと俳優の奮闘はもちろん、マ・ドンソクとオリジナルに携わる韓国スタッフが、アドバイザーとして参加してくれたおかげでもあるのでしょう。
犯罪都市
(C) 2026「TOKYO BURST」フィルムパートナーズ
また、展開がカオスかつやや荒唐無稽で、ところどころにツッコミどころも生まれていたりもしますが、それも含めて楽しんでしまうのが良いでしょう。とにかく、1本のアクション映画としても、『犯罪都市』シリーズとしても最上級の出来栄えである本作を、ぜひ劇場でご覧になってほしいです。  
ヒナタカ
この記事の執筆者: ヒナタカ
映画 ガイド
All About 映画ガイド。雑食系映画ライターとして「ねとらぼ」「マグミクス」「NiEW(ニュー)」など複数のメディアで執筆中。作品の解説や考察、特定のジャンルのまとめ記事を担当。2022年「All About Red Ball Award」のNEWS部門を受賞。 ...続きを読む
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