『TOKYO BURST-犯罪都市-』水上恒司が最大の「勝因」かつ福士蒼汰が「ヤバすぎる」理由を全力解説!

『TOKYO BURST-犯罪都市-』は水上恒司が最大の「勝因」かつ福士蒼汰が「ヤバすぎる」理由がある映画でした!凄まじいアクションの中でもMVPとなるのは誰?という点も踏まえて、5つのポイントから魅力を解説しましょう。(※画像出典:(C) 2026「TOKYO BURST」フィルムパートナーズ)

犯罪都市
『TOKYO BURST-犯罪都市-』5月29日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開  (C) 2026「TOKYO BURST」フィルムパートナーズ
5月29日より映画『TOKYO BURST-犯罪都市-』が劇場公開中。本作は韓国映画『犯罪都市』シリーズをユニバース化し、日本オリジナルの物語で描いた日韓合作の作品です。

その『犯罪都市』シリーズは累計動員が4000万人を超え、日本でも熱狂的なファンがいます。さらに、ハリウッド大作でも活躍する主演俳優マ・ドンソクの魅力もとても大きいため、日本でシリーズを作るとなると「縮小再生産にならないか?」「マ・ドンソク抜きの犯罪都市は犯罪都市にならないのでは?」と、失礼ながら見る前は思ってました。

ところがどっこい。本作はヤバすぎました。あっと驚くアクションの連続で、キャラ立ちまくりで豪華キャストが全員ハマり役で、何よりエンタメとしてめちゃくちゃ面白い!
しかも、関連作品との物語やキャラクターのつながりはごく一部にとどまっており、本作がシリーズ初見でもまったく問題なく楽しめます。さらには「これこそ犯罪都市だ!」とファンが納得できるサービスもふんだんという、「これ以上はもう望めないのでは?」と思えるほどの完成度だったのです。

前置き:PG12指定でもギリギリなバイオレンスが連続! 特に福士蒼汰がヤバい!

注意点は「激烈な殺傷流血・肉体損壊の描写がみられる」という理由でPG12指定がされていること。しかもバイオレンスシーンは10分に1回ある(それ以上かも?)というなかなかの頻度で、人によってはショッキングに映りすぎてしまうのかもしれません。

特に、後述する通り、最狂の犯罪集団のボスである福士蒼汰が「ガチ」すぎて、彼のファンを心配してしまう、「大丈夫ですか?」と声をかけたくなるレベルでした。

とはいえ、それらは「これ以上は考えられないほどの悪人たち」に対して、「こいつら絶対に許せねぇ!」と思わせるためには必要なものだと思いました。暴力描写から「逃げなかった」ことは本作の誠実さの表れだと思いますし、それでいて万人向けのエンタメ性が保たれているバランスも支持したいです。

それ以外の情報はなくてもいい、というくらいですが、内容に触れつつ、5つのポイントに分けて、さらなる魅力を紹介しましょう。

1:シンプルな「刑事バディもの」。それでいて「もはやカオス」な事態に?

あらすじは、元暴走族総長の新人刑事が、国際手配中の犯罪集団を追う韓国警察庁の刑事と共同捜査を開始する、というもの。「初めは相性最悪で反目しあっていたはずの2人が、いつしかお互いを理解して相棒になっていく」という、一定の面白さが保証済みのシンプルな「バディ刑事もの」なのです。
犯罪都市
(C) 2026「TOKYO BURST」フィルムパートナーズ
一方で、序盤から「フィリピンの刑務所に収監されている闇バイトのリーダー」の描写があるほか、「強盗事件がヤクザとホストグループの抗争に発展して」「さらに犯罪集団も参戦して」「しかも国家権力が関わる巨大な陰謀が渦巻く」など、「もはやカオス」な事態になっていきます。

それはそれで複雑な権力構造、または「持ちつ持たれつ」と表現される利害関係のバランスも見えてくる、とても興味深いものでした。それでも、やはり基本は「コンビで指名手配犯を追う」という明確な物語の軸が存在するため、大きく混乱せずに見られるでしょう。

2:「血の気が多いけど良いヤツ」の水上恒司が最大の勝因!

その上で、主演の水上恒司というキャスティングおよび、その役柄の説得力が面白さを大きく底上げしています。
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(C) 2026「TOKYO BURST」フィルムパートナーズ
『九龍ジェネリックロマンス』や『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』でも「不良性が前面に出ている」役を好演していた彼が、今作の「血の気が多くて猪突猛進だけど正義感がある」といった役柄にザ・どハマりで、端的に言って「初めはめちゃくちゃだと思ったけど、こいつ良いヤツだな!」と好きになれました

実際に若手実力派俳優から水上恒司が主演候補として挙がった際、オリジナルよりも年齢が若いことを考慮して、内田英治監督から「いっそ全体の年齢層を若くしてもいいのではないか?」という提案もあり、そこから新米刑事かつ、元暴走族の総長という大胆な設定が生まれたのだとか。

これこそ、本作の最大の勝因と言ってもいいでしょう。オリジナルの『犯罪都市』でマ・ドンソクが演じた刑事は「人柄と腕っ節の強さでよく知られる」という“年季”を感じさせましたが、そちらを良い意味で踏襲することなく、水上恒司という俳優の“今”の魅力を引き出した、“フレッシュ”な主人公像を構築したのですから。それでいて、主人公の根底に確実に“善性”があるという、やはりオリジナルの重要な要素を外していないのです。
さらに、水上恒司はアクション練習はもちろんプロレスの研究にも余念がなかったそうで、しかも内田監督のイメージする80~90年代の不良映画も積極的に鑑賞し、あの時代特有の佇まいや不良たちの表情管理なども徹底的にチェックしていたのだとか。そのかいもあって、劇中の水上恒司の“ヤンキー”的にも思える立ち振る舞いは良い意味で“昭和っぽさ”も感じさせ、それもまた味わい深いところ

バディとなる韓国の刑事役のユンホ(東方神起)も、「初めはぶっきらぼうで頭でっかちでイヤなやつ」だけど「徐々に違う面も見えてくる」という役柄を好演しています。彼もまた身体能力とスタイルの良さで“アクション映え”しますし、日本語が得意であることも含めて、「ユンホ以外は考えられない」ほどのハマり役でした。
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(C) 2026「TOKYO BURST」フィルムパートナーズ
複数の言語を流暢に話せる同僚のヒコロヒー、かなり真面目に見える先輩役の青柳翔、義理堅そうな組織犯罪対策課の係長役の渋川清彦という、”サポート”をする俳優たちもとっても魅力的。それぞれが極端なキャラクターながら、“本当にいそう”な実在感にも期待してほしいです。
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息を吸うように暴力をふるう福士蒼汰が「シリーズ最恐」
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