「いい子」ほど危ない? 高校生8割が愛想笑いで電池切れ。登校しぶりを招く“同調”の疲れの守り方
高校生を対象とした意識調査で、約8割が「学校に行きたくない」と感じた経験があると回答しました。その背景には、愛想笑いや時間制限のない交友関係による、「対人疲れ」や「ソーシャル・バッテリー」切れの実態があるようです。(画像出典:写真AC)
高校生の8割が「学校に行きたくない」と感じた経験あり。背景に"対人疲れ"【意識調査】(画像出典:写真AC)
「朝、どうしても体が重い」「学校で人と話すのがしんどい」と感じている高校生は、決して少なくありません。
塾選ジャーナルでは、全国の高校生104名を対象に「行き渋り」や「対人疲れ」に関する意識調査を実施しました。そこから見えてきたのは、
約8割の高校生が「学校に行きたくない」と感じた経験があり、さらに6割超が「もう人と関わる気力がない」という対人疲れを抱えている実態です。
勉強や部活動以上に、令和の高校生たちを悩ませている「対人疲れ」。SNSを通じて24時間どこにいてもつながり続けてしまう “時間制限のない交友関係”の中で、学生たちはどれほどエネルギーをすり減らしているのでしょうか。
本記事では対人関係で消費する心のエネルギー 「ソーシャル・バッテリー」の消耗や愛想笑いのリアル、そして令和の高校生たちがどのように回復しているのかを読み解きます。
高校生の約8割が「学校に行きたくない」と感じた経験あり
※単一回答
普段の学校生活の中で「学校に行くのが面倒くさい」「なんだか行きたくない」と感じることがあるか尋ねたところ、
「よくある(47.1%)」と「ときどきある(33.7%)」を合わせて80.8%に達しました。実に10人中8人の高校生が、日常的になんらかの行き渋りを感じていることになります。
月曜日と長期休み明けに行き渋りが集中
※本アンケートは複数回答形式のため、合計が100%を超える場合があります
「学校に行くのが面倒くさい」「なんだか行きたくない」と感じるタイミングについて詳しく聞くと、最も多かったのが
「週の始め(月曜日など)(57.1%)」でした。
次いで「長期休みの前後(44.0%)」、「定期テストの前後(35.7%)」と続きます。日常のサイクルに戻るタイミングや、大きなプレッシャーがかかる時期に、心理的なハードルが高まる傾向が顕著です。
行きたくなさの背景には「朝のつらさ」「課題負担」「クラスでの気疲れ」
どういった理由で「学校に行きたくない」と感じるのでしょうか。
※本アンケートは複数回答形式のため、合計が100%を超える場合があります
主な理由について複数回答で聞いたところ、
1位は「朝起きるのがつらいから(45.2%)」でした。2位は「テストや課題の負担が大きいから(44.0%)」、3位は「クラスメイトとの人間関係に気を遣うから(41.7%)」で、上位3項目はいずれも40%を超えています。
これらの結果から、睡眠・学業・人間関係という3つの負担が絡み合い、高校生の登校意欲に影響を与えていることが分かります。