恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」 第117回

カーブの謎、駅ナンバリング逆転…「新京成」改め「京成松戸線」に隠された10の意外な見どころ

2025年4月1日、千葉県の松戸駅~京成津田沼駅間を結ぶ新京成電鉄は京成電鉄と合併し、京成電鉄松戸線として生まれ変わった。カーブが多く、個性的なピンク色の車両が特徴のこの路線について、これまであまり知られていなかった話題をまとめてご紹介する。

3. カーブが多くくねくね走る理由

元山カーブ
カーブが多い京成松戸線 元山駅~くぬぎ山駅
京成松戸線の前身である新京成線は、第2次世界大戦後、陸軍鉄道連隊演習線の線路跡を利用する形で1947年に開業した。鉄道連隊演習線は、その名の通り演習が目的だったので、最短距離を結ぶ必要はなく、曲線が多かった。

新京成線設立に当たり、かなり迂回(うかい)を緩和したものの、通常の路線よりも曲線が多くなっている。新京成時代のシンボルマークは新京成の頭文字のSを図案化したものだったが、Sはカーブの多い路線をも表わしていたと言われている。

4. 意外な駅にゼロキロポストがある理由

ゼロキロポスト
新津田沼駅の松戸駅方面行き2番線にあるゼロキロポスト
新京成線としての開業は、1947年12月の新津田沼駅~薬園台駅が最初だった。そのため、ゼロキロポストは起終点の松戸駅でも京成津田沼駅でもなく、新津田沼駅の松戸駅方面行きのホームにある。

なお、新津田沼駅は再三移転をくり返し、4代目の駅として1968年5月に現在の位置に落ち着いた。
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京成松戸線唯一の単線区間
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