『ダメマネ!』で放つ圧倒的な存在感! 主演でなくても輝く「俳優・山田涼介」のインパクト

現在放送中のドラマ『ダメマネ!』に出演している山田涼介さん。主演ではないものの、輝く演技を披露しています。そこで今回は、これまでの山田さんの俳優仕事を振り返り、その魅力に迫ってみようと思います。(サムネイル画像出典:『ダメマネ!』公式X)

アイドルとしてだけでなく、俳優としても人気の山田涼介さん。現在放送中のドラマ『ダメマネ! ーダメなタレント、マネジメントしますー』(日本テレビ系)に出演中です。同作は川栄李奈さんが主演を務めるドラマで、主人公の神田川美和は元天才子役というキャリアを持つ新人マネージャー。山田さんは、美和が勤務する芸能事務所のトップスター・真田祐士を演じています。
 
山田さんは主演ではないものの、登場時から圧倒的な存在感を発揮。コミカルな演技で真田を魅力的に演じています。真田は人気俳優ながら気取ることがない性格で、美和が何かを思い悩んでいる時に登場する“お助けキャラ”的な存在。美和との軽妙な掛け合いも人気で、2人のやりとりはドラマの見どころの1つとなっています。『ダメマネ!』を面白くしているのは、川栄さんが見せるレベルの高い演技だけでなく、山田さんの功績もあるでしょう。そこでこの記事では、山田さんの俳優としての仕事を振り返りながら、改めてその魅力に迫りたいと思います。

山田涼介のプロフィールをおさらい!

ここで、山田さんのプロフィールをおさらいしましょう。1993年5月9日生まれの山田さんは、2004年に11歳で旧ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)に入所。2006年には『探偵学園Q』(日本テレビ系)に出演して本格的に俳優活動をスタートさせるなど、当初から期待されていた存在でした。その後、2007年にHey! Say! JUMPのメンバーとしてシングル『Ultra Music Power』でメジャーデビュー。個人では俳優業が好調で、現在までさまざまな映画やドラマに出演してきました。

俳優としてブレークした作品は?

ここからは、「アイドル・山田涼介」ではなく、俳優としての魅力をひもときます。山田さんの演技が注目されたのは、日本テレビ系で放送された主演ドラマ『左目探偵EYE』と『金田一少年の事件簿』でしょう。
『左目探偵EYE』(画像出典:Amazon)
『左目探偵EYE』(画像出典:Amazon
『左目探偵EYE』では連続ドラマの単独初主演を担当したのですが、演じた田中愛之助が難しい役でした。生まれつき左目がほとんど見えない愛之助は、兄から角膜移植を受けることになります。左目は見えるようになったものの、兄は何者かに殺され、左目には見覚えのない映像が見えるように……。周囲の大人と協力しながら、兄の死の真相や恐ろしい犯罪計画を突き止めていく推理サスペンス作品となります。まず、初主演作なのに設定が複雑な上、作中では派手なアクションシーンも連発。さらに、「左目に衝撃を受けると映像が見える」というギミックまであり、かなり役づくりが大変だったことが予想されます。そんな中、荒削りな演技ではあったもののしっかりと愛之助を表現しました。山田さんの美少年ぶりとクールな役がマッチし、ファンの間ではいまでも人気が高い作品です。
  『金田一少年の事件簿』では主人公・金田一一を担当。山田さんの前には堂本剛さん、松本潤さん、亀梨和也さんが演じてきた役です。山田さんは女好きでひょうきんな金田一を作り出し、シリアスとコメディーの切り替えを見事に見せました。当時の山田さんから考えるとかなり弾けたキャラクターでしたが、原作に忠実な金田一を嫌みなく表現することに成功します。
 
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山田涼介は演じるキャラクターの幅が広すぎる!
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