『ダメマネ!』で放つ圧倒的な存在感! 主演でなくても輝く「俳優・山田涼介」のインパクト

現在放送中のドラマ『ダメマネ!』に出演している山田涼介さん。主演ではないものの、輝く演技を披露しています。そこで今回は、これまでの山田さんの俳優仕事を振り返り、その魅力に迫ってみようと思います。(サムネイル画像出典:『ダメマネ!』公式X)

驚くほどに演じるキャラの幅が広すぎる!

さて、人気作で俳優として名を広めた山田さんは、ここからさまざまな役に挑戦することになります。
 
まず、2015年には映画『暗殺教室』『グラスホッパー』に出演。『暗殺教室』は大人気漫画の実写版で、頼りないながらも仲間をまとめあげる主人公・潮田渚を熱演しました。短い上映時間の中で渚が成長していく姿を丁寧に見せ、「第39回日本アカデミー賞」で新人俳優賞を受賞しています。また、『グラスホッパー』ではナイフ使いの殺人鬼・蝉を担当し、美しくも残虐なアクションシーンを披露しました。
 
映画『鋼の錬金術師』シリーズでは主人公のエドワード・エルリックを演じ、再現性の高さで原作ファンからも支持を得ることに成功。次々と癖のある役を演じて俳優として進化を続けています。

“セミから人間へと変身する青年”を演じたことも!? カメレオン俳優・山田涼介

主演を務めた『もみ消して冬』(日本テレビ系)では、ホームコメディー作品らしくコミカルな演技を披露し、『セミオトコ』(テレビ朝日系)では、セミから人間へと変身する青年・セミオを担当します。このセミオは変わったキャラクターで、7日間だけ人間として奇跡的に生きられるセミの役。コメディー作品ながら切なく泣けるストーリーで、はかなくも希望を感じながら人間として生き抜いたセミオを、繊細な表現で演じ切りました。刑事ドラマの『キワドい2人-K2-池袋署刑事課神崎・黒木』(TBS系)では、運命に翻弄される刑事を務めるなど、とにかく作品もキャラクターも個性的なものばかりです。

運動神経が良くアクションシーンも演じられる山田さんにはさまざまな役が舞い込み、結果として「カメレオン俳優」へと成長。よくメディアでは「カメレオン俳優」という言葉が使われますが、これは限られた人間にしか与えられない称号です。どんなキャラクターでも、しっかりと設定を理解して高いレベルで演技を見せなければならないからで、特殊な才能を持った俳優しかできない芸当となります。それだけ、山田さんの演技は高いレベルにあるといえるでしょう。
 
セミオトコ
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日本を代表する俳優にまで成長した山田涼介は、『ダメマネ!』を救えるか?
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