そんな人気ドラマで「ニュースゲート」の新米AD・本橋悠介を演じているのが、なにわ男子の道枝駿佑さんです。本橋は、ジャーナリストを目指してアメリカの大学に留学した経歴を持ちながら、作中では常に進藤に振り回されるキャラクター。ドラマの中ではイマドキの青年らしい素顔も見せており、自然体な演技が高評価を得ています。4月27日に放送された3話では、本橋が進藤と激しく対立する姿が描かれるなど、主要キャラクターとして大活躍中。そこで、今回は道枝さんの過去の仕事を振り返りつつ、俳優としての実力に迫ってみようと思います。
道枝駿佑のこれまでの経歴と仕事は?
まず、簡単に道枝さんのプロフィールをおさらいしましょう。2014年に12歳で旧ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)に入所した道枝さん。2017年にはドラマ『母になる』(日本テレビ系)に出演し、美しいルックスと初々しい演技で評価を得ることに成功します。ファッション誌『ViVi』(講談社)が発表する「国宝級イケメンランキング」では、2019年の下半期に「NEXT部門」で1位を獲得。2022年の上半期には「NOW部門」でも1位に選ばれるなど、“国宝級”のルックスで一気にファンを増加させます。2021年11月12日には、なにわ男子のメンバーとしてシングル『初心LOVE』でCDデビュー。着実にスターへの道を歩み続けています。俳優としての評価を上げる道枝駿佑
そんな道枝さんは、グループの中でも俳優業が好調なメンバーです。俳優としてブレークするきっかけとなったのは、2022年に放送されたドラマ『金田一少年の事件簿』(日本テレビ系)でしょう。5代目「金田一一」に抜てきされて主演を担当するわけですが、この役はかつて堂本剛さん、松本潤さん、亀梨和也さん、山田涼介さんが演じてきた役。ちなみに、道枝さんが事務所に入所したきっかけは、2014年に放送された『金田一少年の事件簿N』(日本テレビ系)で金田一一を演じていた山田さんを見たこと。まさに人生を変える作品となりました。2022年のドラマ『金田一少年の事件簿』では、5代目ということで先輩たちと演技を比較されたわけですが、道枝さんは独自の金田一一を熱演。どこかかわいらしさがありながら、スタイリッシュな雰囲気も感じさせる役づくりで高評価を得ました。
さらに、同年に公開された映画『今夜、世界からこの恋が消えても』でも、高い演技力を披露。福本莉子さんとダブル主演を務め、難病である「前向性健忘」を患うヒロインを支える青年・神谷透を演じました。この作品は、一度眠ると記憶を失ってしまうヒロイン・日野真織を中心にストーリーが展開。不本意な形からはじまった2人の恋が美しく彩られ、真実の愛にたどり着く様子が描かれました。道枝さんは、徐々に真織を大切に思う心が芽生え、本気の恋に落ちていく透の心の移り変わりを丁寧に表現。映画は大ヒットを記録し、韓国でも高い興行収入をあげて、アジアでの人気を高めることに成功しました。