楽しみ方1:写真と立体作品、両方を比較
展覧会では、写真作品のもととなった立体作品も一部展示されています。写真作品はどこをどう切り取ったものなのか、じっくりとご覧あれ。
楽しみ方2:ウィットに富んだ「タイトル」に注目
田中さんの作品はウィットに富んだタイトルも含めて大人気。「くすっ」と笑ったり、「なるほど」とうなったり。“言葉の見立て”にも注目です。
楽しみ方3:同じ素材を使用した作品を見比べてみる
今回の展覧会で田中さんが1番気に入っている作品は、ごはんを雲に見立てミニチュアの飛行機を飛ばした「ハブ ア ライス トリップ!」。モノ自体に手を加えず、そっと人形を置くのがベストなのだとか。
同じ「ごはん」「お米」をモチーフとした作品がほかにもあるので、シチュエーションの違いを比較してみると楽しいです。
また、同じ「ダブルクリップ」を使った作品でも、イスに見立てるのか、テントに見立てるのかで、人形のサイズが変わってくるとのこと。よく使われるサイズは2センチですが、作品によっては5センチ、まれに30センチの人形を置くことも。
これまでに10万体以上の人形を作品に使ってきたという田中さん。アトリエを再現したスペースには人形を分けて収納している様子を見ることができます。「どこにどの人形があるのか把握しているので、すぐに取り出せます」(田中さん)