横浜高島屋で「MINIATURE LIFE展2 田中達也 見立ての世界」開催! ミニチュア作品の楽しみ方とは

横浜高島屋で「MINIATURE LIFE展2 田中達也 見立ての世界」が2024年9月11日から29日まで開催。ミニチュア写真家・見立て作家の田中達也さんに同展の見どころを伺ってきました。

楽しみ方1:写真と立体作品、両方を比較

「TOTOここまで来たか。。」……トイレとトイレットペーパーを雪山に見立てた作品
「TOTOここまで来たか。。」……トイレとトイレットペーパーを雪山に見立てた作品

展覧会では、写真作品のもととなった立体作品も一部展示されています。写真作品はどこをどう切り取ったものなのか、じっくりとご覧あれ。

楽しみ方2:ウィットに富んだ「タイトル」に注目

田中さんの作品はウィットに富んだタイトルも含めて大人気。「くすっ」と笑ったり、「なるほど」とうなったり。“言葉の見立て”にも注目です。

楽しみ方3:同じ素材を使用した作品を見比べてみる

「ハブ ア ライス トリップ!」
「ハブ ア ライス トリップ!」

今回の展覧会で田中さんが1番気に入っている作品は、ごはんを雲に見立てミニチュアの飛行機を飛ばした「ハブ ア ライス トリップ!」。モノ自体に手を加えず、そっと人形を置くのがベストなのだとか。

同じ「ごはん」「お米」をモチーフとした作品がほかにもあるので、シチュエーションの違いを比較してみると楽しいです。

「しばらくここで待ってクリップ」
「しばらくここで待ってクリップ」……5センチの人形を使用

また、同じ「ダブルクリップ」を使った作品でも、イスに見立てるのか、テントに見立てるのかで、人形のサイズが変わってくるとのこと。よく使われるサイズは2センチですが、作品によっては5センチ、まれに30センチの人形を置くことも。

「クリップでトリップ」
「クリップでトリップ」……2センチの人形を使用

これまでに10万体以上の人形を作品に使ってきたという田中さん。アトリエを再現したスペースには人形を分けて収納している様子を見ることができます。「どこにどの人形があるのか把握しているので、すぐに取り出せます」(田中さん)

アトリエを再現したスペース
アトリエを再現したスペース
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「永遠に溶けない雪だるま」のフォトスポットで“できる”こと
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