夏らしさ×地元素材を存分に味わえる、夜のフルコース
さて、癒しの三大欲求の3つめ。「プロの作るおいしい料理で癒されたい」も、見事にかなえてくれたのが、開放的なガラス張りのレストランで味わう夜のフルコースです。夕食の時間設定は17:30からと20:00からの2部制。筆者は17:30からを選び、まだ外が明るいうちから食前酒の梅のスパークリングをひと口。前菜は鮑のワイン蒸し キャビア添え、チキンとフォアグラのガランティーヌ、パプリカのムースなど。酸味の利いた爽やかな夏野菜のピクルスの乗ったムースと、少し甘さのある食前酒の組み合わせが心地よく、目の前に広がるオーシャンビューとともに、リゾート気分を盛り上げてくれました。
今回、良い機会にとフルコースデビューをさせた小学校高学年の息子には、少々大人向けの味付けが並んだ前半戦でしたが、見た目の美しさも相まって、全てをちゃんと口にしていました。家では気に入らないものは口に運ぶことすらしないのに!
そしてお肉の柔らかさに狂喜乱舞。「このお肉のためにもう少しおなかに余裕を残しておけばよかった」と。見事にフルコースの楽しみ方を学んだ、素晴らしい機会となりました。
最後にレストランの隠し玉メニューであるご飯と漬物、お吸い物までしっかりと味わい、デザートに。家族全員おなかいっぱい。それでも、22:00からの夜食サービスを味わいに、夫と息子は深夜に再びレストランを訪れるのでした。
三浦の野菜と、三崎の魚で作る海鮮丼が目玉の朝のビュッフェ
夜もあれだけ食べたのに、朝風呂を済ますと不思議とまたおなかがおいしいものを食べるため、準備万端になるのが不思議です。朝の光の差し込む明るいレストランにずらりと並ぶのは、“その土地ならでは”の詰まった種類豊富な朝食ビュッフェの品々。特に注目なのは、三崎鮪に釜揚げしらすやイクラがかけ放題で自作できる海鮮丼コーナー。すし・さしみしょうゆはもちろんのこと、山桜のチップで燻製したしょうゆなど、全国から取り寄せたしょうゆバイキングもあり、おいしく味わうための強いこだわりを感じました。