東京から約1時間半。行き交う船の景色に癒される、この夏行きたい“眺望”という名の海辺のホテル
夏の暑さと忙しさが相まって、「広い景色を眺めてぼーっとしたい」「温泉やサウナで癒されたい」「おいしいものを食べたい」そんな気持ちがムクムクと湧いてきて。今回はその全てをかなえてくれる“眺望”という名のホテルへ家族で宿泊をしてきました。
“眺望”という名のホテル「ラビスタ観音崎テラス」
今回筆者が取材の機会をいただいたのは、神奈川県横須賀市に2023年8月にオープンした「ラビスタ観音崎テラス」。ラビスタとはスペイン語で“眺望”という意味だそう。
ここ数カ月、仕事に育児に大忙しだった筆者。迫りくる締め切りの数々に、毎朝の子どものお弁当作り。「あ~、広い景色を眺めてぼーっとしたい」「サウナや岩盤浴、温泉で体の底から癒されたい」「プロの作る料理においしい~!って感動したい」そんな三大欲求を抱えながら、日々を駆け抜けておりました。
そんな気持ちを全てかなえられる場所が、都内から1時間半ほどで行ける東京湾沿いの海辺のホテル、ラビスタ観音崎テラスだったのです。
「ずーっと観ていられる」さまざまな船の行き交う景色
ホテルへ到着し、チェックインを済ませたら、まずはガラス張りのラウンジへ。ウエルカムドリンクとして用意されているアイスコーヒーやパッションフルーツジュース、夏季限定の冷製枝豆のクリームスープなどから好みのものを選び、ほっとひと息。窓の外に広がる、プール越しの海辺の景色を眺めながら、旅のはじまりを実感します。
東京湾の西の入口に位置するこのホテルからは、天気の良い日には横浜・みなとみらいのランドマークタワーから東京タワー、東京スカイツリーに房総半島までを海越しに眺めることができます。
この日は、曇り。チェックイン時にもらったパンフレットを片手に「あれは東京スカイツリーかな」と、湾の反対側に見える景色に目を凝らします。「双眼鏡がほしいな」と思いながら部屋へ向かうと、なんと部屋には双眼鏡が用意されているではありませんか。
大小さまざまな種類の船が行き交うのも、太平洋に面した伊豆や房総半島の東側の海辺の宿から眺める景色とはまた違う、この立地ならではの眺望です。全国を取材してまわっている筆者はふと「瀬戸内海の造船が盛んだった島で観た景色に似ている」と思いました。何が似ているのかというと、種類豊富な船があっちへこっちへと目の前を横切っていくその動く絵画のような景色が、です。
「あ、今度はまた違った形の船がきた!」と、見飽きることがありません。漁船や貨物船だけでなく、横須賀だからこそ見られる軍艦や、時には横浜港から出航する豪華客船の姿も見ることができるのだそうです。