富士山×マックなど新たなスポットも。共存ポイントは時間と場所の分散
さて、話を富士五湖地域に戻しますと、今回河口湖駅前のローソンが特に有名になりましたが同じように撮影している人が他のコンビニにはいない、というわけではないのです。実際に「富士山×ローソン」に限らず敏感なインフルエンサーたちは、次々新たなスポットを「発見」しSNSで紹介したり、スポット登録しはじめたりしています。
最近では、新たなスポットとして富士見バイパスと呼ばれる国道139号沿いの「マクドナルド 139富士見バイパス店」で撮影する人が徐々に増えている印象です。
富士見バイパス沿いには、スターバックス、ユニクロ、ニトリ、ヤマダデンキなど富士山×「企業看板」が成り立つスポットが約4.2キロにわたり並んでおり、こちらも徐々にSNSでの露出が増えています。
また富士河口湖町、富士吉田市のある山梨県は、「日照時間の都道府県ランキング(令和3年)」(総務省「日本統計年鑑」)で1位となっており、快晴率が非常に高いエリア。富士五湖地域は快晴であれば本当にどこからでも富士山を見ることができますから、あなたのお気に入りの「富士山×〇〇」を探してSNSなどにスポット登録してみてください。
「富士山×ローソン」に端を発した「富士山×〇〇」スポットの開拓。これは富士山のある景色を見慣れすぎた地元の人にはできない観光客ならではの楽しみではないでしょうか。
この流れで新たなスポット登録場所が増えることで、撮影場所が分散され1カ所への過集中を防ぐことになれば良いなと思っています。
SNSに投稿される「富士山×〇〇」写真も、人気のあるものは被写体がゆったりと旅行を楽しんでいるものだと思いませんか?
観光客が集中してしまったスポットでなぜそんな写真や動画を撮れるのか。答えは、「撮影時間帯」にあります。
これは、地元では有名な話ですが富士山撮影のゴールデンタイムは、空気の澄んでいる早朝。
日の出から午前8時頃までを狙うことで思ったような撮影ができる可能性が高まります。その時間を過ぎてしまうと晴れていても富士山に雲がかかってしまい、せっかく来たのに「富士山ベストビューが見られない」なんてことも。
朝一番、さらに週末なら通勤のための車通りも少なく、狙い目。富士五湖地域で「富士山×〇〇」の撮影をするなら週末の早朝が良いと覚えてくださいね。
もちろん美しい富士山の麓、ゴミのポイ捨ては厳禁、マナー重視でお願いします。