バッグの鑑定現場
そして、今回はその商品センターに潜入取材することができました。KOMEHYOでは全国で仕入れた商品を全て商品センターに集積し、熟練の鑑定士による真贋チェックや必要に応じたメンテナンスが行われた後に自社で販売したり、フリマアプリに出品したりしています。ますはバッグの真贋チェックから。・2つのルイ・ヴィトンのバッグを鑑定

・ルーペやライトを使って鑑定

その結果……。左が基準内、右が基準外です。
素人では何が違うのか全く分からないのですが、バッグの手触りや匂い、金具の色やバッグの構造が違うのだそう。
・次の鑑定はシャネルのバッグ

この商品の場合、シルバーの金具の方(画像の上の商品)が基準内です。
・次の鑑定はグッチのバッグ

・金具のパーツ(微妙な色合いを区別していきます)
・商品の構造(バッグの作りがしっかりしているかなど)
・手触りや質感
・付属品
・匂い
匂いに関しては、鑑定の結果基準外となった商品は、合皮のような少し鼻につくような匂いがしました。このような鑑定ができるのは長年の経験があるからこそ。
しかし、人によって手触りや匂いなどの感覚が違ってしまうこともあるので、より正確な鑑定をするためKOMEHYOではAIを取り入れています(一部のブランドバッグ、革小物のみ)。
・ AIを取り入れた鑑定

・AIが取り入れた写真をチェック

AIの技術はKOMEHYOの各店舗でも取り入れられています。補助的にAIを使うことでKOMEHYOがこれまでに蓄積した商品情報に関するデータを効率的に活用でき、鑑定の精度が上がるだけではなく時間短縮になります。
鑑定時間が長いとお客さんを待たせることになるので、あまり鑑定に時間を取られないようにし、その分、その商品に関する物語などを傾聴するようにしているとのことでした。
ジュエリーでは石の再利用も
KOMEHYOで買い取ったジュエリーも、まずは商品センターに集まります。ここで、小売りか法人販売か販路の判断が行われます。その後、小売りするものは洗浄、新品磨きなどが行われ店頭へ送り届けられます。

買い取った石を無駄にすることなく、再利用するのです。