「楽天ラクマ」の販売手数料が改定、販売実績に応じて「4.5〜10%」はメルカリより高くはないが……

楽天グループは、フリマアプリ「楽天ラクマ」の販売手数料改定を発表しました。詳細をチェックしていきましょう。

「楽天ラクマ」の販売手数料が改定

物価上昇の波は、フリマアプリにも押し寄せているようです。「楽天ラクマ」(以下、ラクマ)を運営する楽天グループは、ラクマの販売手数料を改定すると発表しました。改定後の手数料や、改定される日時などを解説していきます。
 

ラクマの販売手数料が変わるのはいつ?

新しい販売手数料が適応されるタイミング(画像出典:ラクマお知らせブログ、以下同)

ラクマの販売手数料が改定されるのは、2023年8月1日午前0時からです。同時刻以降、購入者による購入手続きが完了した取引が対象となります。「購入手続き完了」のタイミングは、決済/購入手続き完了を示す通知がラクマから送信されたときです。出品したタイミングではないので、注意してください。
 

ラクマの販売手数料が変動性へ!

8月1日からは、販売した商品価格の4.5〜10%に販売手数料が変わる(画像出典:ラクマお知らせブログ

2023年6月の時点で、楽天ラクマの販売手数料は商品価格の6.6%(税込)です。これが2023年8月1日からは、販売した商品価格の4.5〜10%に変更となります。これまでは一定のパーセンテージだったものが、当月の販売実績(合計販売回数および合計販売金額)に応じて、翌月の販売手数料が変動するのです。
 

具体的な販売手数料

具体的な販売手数料は以下のようになっています。合計販売回数かつ合計販売金額:販売手数料で示します。
 

4回以上かつ5000円以上:9%
6回以上かつ1万円以上:8%
8回以上かつ3万円以上:7%
10回以上かつ5万円以上:6%
10回以上かつ10万円以上:4.5%
条件に満たない場合には10%となります。
 

合計販売回数かつ合計販売金額なので、両方の条件を満たす必要があります。
 

前月26日〜当月25日内の「合計販売回数」と「合計販売金額」に応じて、当月26日に翌月の販売手数料が確定します。確定した販売手数料は、翌月1日〜月末まで適用されます。
 

販売手数料が利用実績に応じて変動するのは、ラクマを利用するきっかけになるとは思います。一方で、手数料が安定しないのは、ユーザーにとって不安材料になる可能性も。条件をクリアしなければ10%。これはメルカリの販売手数料と同じです。そう考えると決して高いわけではないのですが……。ラクマの強みをどこまで出せるのかが鍵になりそうです。


この記事の筆者:川崎 さちえ
ネットオークション歴19年、フリマアプリ歴9年。NHK「あさイチ」をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションやの魅力を伝えている。

 

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