メルカリの“中の人”は「メルカリ」をどう使う? 楽天ラクマやPayPayフリマも使うのか、聞いてみた

メルカリの中の人は、「メルカリ」をどう使っているのでしょうか。マーケティング担当の池田早紀さんにお話を伺いました。

川崎さちえ(左)と、メルカリの池田早紀さん(右)

国内だけでも2070万人以上が利用しているといわれる「メルカリ」。この中には、メルカリの社員さんも含まれています。ごく普通の利用者とメルカリの社員さんでは、使い方に違いはあるのでしょうか。
 

今回は、「メルカリ」初期からのヘビーユーザーで「メルカリ」が好きすぎて社員になったという経歴を持つ、マーケティング担当の池田早紀さんに話を伺いました。聞き手はフリマアプリ歴7年以上の専門家で「All About」メルカリの使い方ガイドの川崎さちえ。
 

関連記事:「メルカリ」の「専用出品」や「転売」を“中の人”はどう思ってる? 単刀直入に見解を聞いてみた

 

「買い物の概念を変える!」と衝撃を受け、メルカリ社員に!

川崎さちえ(以下、川崎):まずは、池田さんの経歴についてお聞かせください。メルカリに入社されたのはいつですか? どうして入社を?
 

池田さん:2017年5月に入社しました。もう6年目になるので、メルカリの社内では「古参」ですね。もともとのきっかけは、2人目の子どもの育児をしているときに、「メルカリ」にはまったことです。1人目出産のときには「メルカリ」はまだなかったので、2人目のときにドハマりをしまして……。
 

子育て中は短期間しか使わないものも多いので、それをアプリで簡単に売り買いできるのはすごく便利でしたね。「買い物の概念を変える!」と思いました。気が付いたら周囲に「メルカリ」を勧めていまして、仕事復帰をするタイミングで「だったらいっそのこと、メルカリで働こう」と思い、転職をしました。
 

川崎:現在はどのようなお仕事をされていますか?
 

池田さん:現在は、マーケティング部門にいます。入社してから3年ほど人事を担当していたのですが、私自身「メルカリ」のファンですし、もともと学生時代から自分が良いと思うものを人に勧めるのが好きで、ブログでの情報発信やテレビのリポーターをしていました。1人の利用者として、もっと「メルカリ」を良くしたい、人に勧めたい、という気持ちがあり、よりサービスに関われるマーケティング部門に異動願いを出して、希望が叶ったというわけです。
 

現部署では、公式SNSの運用や「メルカリ」の使い方などを発信する「メルカリサロン」、オンラインやオフラインで「メルカリ」の使い方を学ぶことができる「メルカリ教室」などの運営をしています。最近は「メルカリ教室」の参加者みんなで一斉に出品をする「出品大会」なども企画しました。「メルカリ」のお客さまの課題を解決しながら、より多くの人に使ってもらうにはどうしたら良いかを日々考えています。
 

川崎:SNSではどのような情報を発信されていますか?
 

池田さん:SNSのフォロワーさんは、「メルカリ」を1回でも使ったことがある人が多いのですが、「メルカリ」内にはどんな商品があるのか、まだまだ認知されていないモノがたくさんある印象です。そこで、例えば「メルカリ」で買えるニッチなものや、前年と比較して出品数や購入が増えているトレンドのモノをピックアップして紹介しています。最近(2022年11月中旬)では、ダウンジャケットやブーツ、暖房器具が前年よりも多く取引されています。
 

川崎:そうやってトレンドをチェックしていると、自分でも「あ、これ買いたい!」と思うものがあるのでは?
 

池田さん:そうなんですよね。ついついポチッてしまって。実はこの仕事をしてからお金がどんどん減ってしまっています(笑)。
 

池田さん。取材時に着用していたアウターも「メルカリ」で購入したのだそう


川崎:最近はどんなモノを買われましたか?
 

池田さん:冬物のアウターですね。好きなブランドが決まっていて、そのブランドの1年前のものが欲しいと思うこともあるのですが、もう店頭にはないので「メルカリ」で探します。他には、最近趣味で始めた釣りの用具も「メルカリ」で買っていますね。新品でそろえるとまとまった金額になるので、中古で安く買えるのはいいですよね。
 

最初は買うつもりがなくても、商品名とセットになっているワードを見て、欲しいモノを見つけることもあります。例えばスカートを探しているときに商品名に「スカート レース」とあると、「え? レース?」となってレースの商品を検索してみたり。言ってみれば「偶然の出会い」ですが、楽しいものですよ。そういう新しい出会いを「メルカリ」のお客さまにもしていただきたいなと考えています。


>次ページ:「楽天ラクマ」や「PayPayフリマ」は使う?
 

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