メルカリ、ラクマ、PayPayフリマの手数料や送料を徹底比較! 出品するときに最もコストがかからないのは?

メルカリ、楽天ラクマ、PayPayフリマを利用する際にかかるコストや選び方のポイントを解説していきます。

フリマアプリで1番コストがかからないのは?

フリマアプリといえば「メルカリ」「楽天ラクマ」「PayPayフリマ」を思い浮かべる人が多いかもしれません。全てのアプリのアカウントを持ってうまく併用している人も多いですよね。
 

出品者目線で考えると、気になるのはコストです。でもそもそも売れないとスタートが切れないことを考えると、何を基準に選べば良いのか悩むことも。この記事では、各フリマアプリで出品時にかかるコストや選び方のポイントを解説していきます。
 

販売手数料の比較

フリマアプリには、それぞれ販売手数料が設定されています。商品が売れたら必ず支払うことになります。
  • メルカリ:販売価格の10%
  • ラクマ:販売価格の6.6%
  • PayPayフリマ:販売価格の5%


これを見ると、販売手数料が最も安いのはPayPayフリマです。メルカリの半分ですから、高額商品では大きな差があります。
 

販売手数料は基本的に固定ですが、メルカリでは過去に割引キャンペーンを実施していたことがあります。2023年1月8日は「出品の日」として販売手数料が50%還元されました(還元上限は3000ポイント)。新規の出品、かつ1週間以内に売れた商品が対象という縛りはありましたが、このようなタイミングを狙って出品するのも良さそうです。
 

送料の比較

フリマアプリでは出品者が負担することが多い配送料ですが、こちらも各アプリによって違いがあります。まず、PayPayフリマは必ず出品者が送料を負担する仕組みとなっています。
 

フリマアプリ独自の配送方法は、以下の通り。

  • メルカリ:メルカリ便(ヤマト運輸と日本郵便)
  • ラクマ:かんたんラクマパック(ヤマト運輸と日本郵便)
  • PayPayフリマ:おてがる配送(ヤマト運輸と日本郵便)

それぞれ共通の配送方法があるので、料金を比較していきます。

■ネコポス
メルカリ:210円
ラクマ:200円
PayPayフリマ:170円

■ゆうパケット
メルカリ:230円
ラクマ:180円
PayPayフリマ:175円

■ゆうパケットポスト
メルカリ:215円
ラクマ:175円
PayPayフリマ:175円

■ゆうパケットプラス
メルカリ:455円
ラクマ:380円
PayPayフリマ:対応なし

■宅急便コンパクト
メルカリ:450円
ラクマ:530円
PayPayフリマ:380円

■宅急便
メルカリ:750円〜
ラクマ:800円〜
PayPayフリマ:700円〜

■ゆうパック
メルカリ:770円〜
ラクマ:700円〜
PayPayフリマ:700円〜
 

薄くてコンパクトなものを送れる「ネコポス」や「ゆうパケット」はPayPayフリマの料金が安くなります。「宅急便コンパクト」や「ゆうパケットプラス」ではラクマで大きな違いがあることが分かります。「宅急便」や「ゆうパケット」はPayPayフリマが1番安く送れそうです。
 

売りやすさも重視する

メルカリは販売手数料が1番高いが、市場規模は最も大きい

販売手数料や配送料といったコストの部分だけを見ると、PayPayフリマに軍配が上がりそうです。販売手数料がメルカリの半分になっているのは、出品者からすれば大きなメリットでしょう。一方で市場規模で考えると、メルカリが圧倒的に大きい点も見逃せません。出品されている商品数も多いですが、その分ユーザーも多いので、売りやすくなってきます。
 

フリマアプリを使うときには、コストだけではなく売りやすさもしっかりと考える必要があります。いくらコストがかからないといっても、売れないと話が進みません。
 

ただしどのフリマアプリを使っても売れ行きが変わらないものもあります。例えば人気のブランドのものです。このような商品を探している人は、メルカリ、ラクマ、PayPayフリマを横断して価格を吟味して買う場所を決めていくことが多いのです。コストに加えて、それぞれ特徴を加味して選んでいきましょう。
 

購入側で考えると、どのフリマアプリがお得になる?

販売手数料が1番安いPayPayフリマ

フリマアプリは「買い」専門で使うユーザーも多くいます。その際、メルカリ、ラクマ、PayPayフリマを横並びで比較することもありますよね。同じような商品でも、フリマアプリによって販売価格に差が出ることもあります。理由の1つは、販売手数料の違いです。PayPayフリマは5%。メルカリの半分なので、その分安く出品されることもあります。
 

よりお得に買うとなると、値下げ交渉をするか、クーポンを使うかになってくるでしょう。値下げに関しては、メルカリ、ラクマはコメントを通して行います。PayPayフリマは価格の相談がシステム化されていてコメントなしで交渉できます。
 

クーポンに関しては、ラクマでは不定期に3%オフや5%オフになるクーポンが発行されます(割引上限はクーポンの種類によって異なる)。他にもブランド品を対象としたクーポンが発行されることも。
 

PayPayフリマも毎週末「とりまフリマ」で5%オフになるクーポンが発行されます(上限は800円)。このようなクーポンを活用することでさらに安く購入できるので、できるだけお得に購入したい人はぜひ活用していきましょう。


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